温泉サイクリング
某庁でさっさと用事をすませ午前中に家に帰ってきた。それにしても某庁はなんであんなに陰気で雰囲気が悪いのだろう。
考えるに、まず、暗い。年が寄って目が薄くなっているのに、あの庁内の暗さはどうだ!廊下も暗いし、部屋も暗い。某庁が率先して省エネをやっているというが、官公庁でも国民市民に対しては、お客さまは神様です、で接しなければならない。来る客は年寄りも多いし、目の薄いものもいる。
「もっと明るくせい!廊下の隅などはお化けが出るほどくらいではないか。」
いっそ、一階をテナントとして貸出、パチンコ屋を入れるとよい。パチンコ屋はいつも煌々として明るいから一石三鳥くらいのメリットがある。
それと一部の職員だが、尊大すぎる。別に本人が自覚して尊大ぶっているわけではないだろうが、パワハラと一緒で、まわりがそう思えばそうなのだ。いやしくも公僕であるのだから、国民市民に対し、そのように受け取らせるだけでもいけない。
こういう人は吉本興業に研修に行って、ド突き漫才の殴られ役とか、ボケ役を一年間みっちりやると性根が治るかもしれない。
昼からは我が家から北、5キロ、阿讃山脈のふもとにある御所の郷温泉まで今日はサイクリングを兼ねて入浴に行く。
中央橋を渡る。向こうが土成町。
途中、菜の花が満開だった。向こうの山の鞍部の下あたりが温泉だ。
45分で着いたぞ。
今日の新聞から気になる言葉
風呂からあがって久しぶりに休憩室で新聞を読む。
気になる言葉が二つあった。
『雪洞』、『毒蜘蛛』
まずは「雪洞」、事故の記事にこの言葉が登場した。
雪洞が崩れて3人重傷とある。
さて、みなさん、この「雪洞」は2つの意味があることはご承知でしょうか。私はこのニュースの見出しをざっと見た時、このようなことを一瞬イメージしました。
提灯屋さんの倉庫に棚積みされた「雪洞」(ぼんぼり・かざり提灯)を積めた箱が荷崩れか何かして、人を押しつぶした・・・・・
と、しかしよく読むと「雪洞」はぼんぼりの意味ではなく、せつどう(ゆきのほこら)と読む方の意味だったのです。つまり雪のほこらが崩れて事故ったのでした。
冷静に考えると同じ文字ではあっても後の方とわかりますが、『雪洞』という字を見ると真っ先にあの美しいひな人形かざりの雪洞をイメージしてしまいました。
同文字で多義語の場合、自分に一番強く残っているイメージが何よりも先行するのだなあ。と思った次第です。
多くのぼんぼりに押しつぶされて呻く人など日本開闢以来、まず一人もいまい、と苦笑するのでした。
次は『毒蜘蛛』です。まずはこの写真をご覧ください。
ちょっとわかりにくいですが、これは恒星(太陽)の仲間の「二重連星」です。つまり太陽系の中心の太陽が2つある恒星系なのです。我らの太陽系は中心の太陽は一つですが、銀河系宇宙の中で二重連星はめずらしくなく、むしろ一般的なものだそうです。
しかし見るとちょっと変ですよね。左上の太陽は青白く、小さい、下の方はデカくオレンジ色をしてます。
科学ニュースによると、上は中性子星で、なんとパートナーの方のでかい太陽を吸収し、消滅させているのだそうです。やがて大きな太陽は吸収されこの小さい中性子星一つになるそうです。
さて問題はこのネーミングです。
「毒蜘蛛中性子星」。
この小さい中性子星は相手を消滅させる星である。また毒蜘蛛は仲間を捕食してやはり消滅させてしまうところから、同じ性質だということで「毒蜘蛛・・・」と呼ぶようになったと説明がある。
まあ、普通の読者なら
「あ、そう」
だが、この説明では中途半端である。なんでわざわざ毒蜘蛛と名づけるのか?
実は仲間を捕食する、などというまだるっこい説明じゃあ毒蜘蛛何とか・・というイメージが湧かない。もっと踏み込んで説明してほしかった。
「なにを?」
新聞には同情します。もっと踏み込んだ説明などしようものなら、「ピンクヘルメット」の女権団体のおばさまから糾弾されるかもしれないからです。
日本在来の毒を持っている蜘蛛「女郎蜘蛛」、大阪で繁殖中の毒蜘蛛「セアカゴケグモ」いずれも毒蜘蛛は面白い性質を持っています。それは
「交尾し終わった相手のオスをメスがムシャムシャと食べてしまうこと。」
つまり『毒蜘蛛』という言葉のイメージには、パートナーである「夫」を食い殺す「妻」という意味が色濃くついているのです。このセアカゴケグモのゴケ(後家)という言葉にも、結婚して契ったら夫は食べられ即、後家さん(未亡人)という意味なのです。
だから、仲良く並んでいる二重連星の一方の夫を食い殺す妻という意味で「毒蜘蛛中性子星」なのです。
そこまで説明せねば、この毒蜘蛛の意味は正確にはなりませんが、先ほども言ったように
「キィ~~~~、女性を偏見で見てるわ~~」と言われますから、最近は毒蜘蛛といっても、
「仲間をね、食べちゃうんですよ」
の説明で終わりである。
「語」というものには多様なそして大きなイメージがついている。それを狭くするようなことはしてほしくない。
2 件のコメント:
新聞では「仲間を共食いする毒グモに例えて名付けられている。」とありましたので、そういう種類の蜘蛛もいるのかなくらいでしたが、メスが交尾後のオスを喰うとは残酷ですね。しかし、主体の太陽が二つあること自体があまり好ましい状態でないので、それを一つにまとめるのはやはり創造の本質を持った女性なのかなとか思いました。(^.^)
そうなんですか、太陽が2つあると好ましくないんですか?確かにこういう二重連星では安定した惑星系は持てないでしょうから知性のある生命は存在しないと言えますね。
でも二重連星はごく一般的だそうですね。
ということは生命の生まれる環境のほうがごくごく特殊なのでしょうね。
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