2011年12月12日月曜日
城山原生林その2
今日も城山原生林を散策した。
早くも咲いているヤブツバキを何輪か見たので撮影した。
椿も恋の花である。
有名な小説にデュマの「椿姫」がある。悲恋物語である。
初めて読んだとき(高校生の時)
「へ~、ヨーロッパにも日本の新派のような悲恋物語があるのだ。」
と感心した。
というのもわが身は高級娼婦、それでも青年を心底愛しているのだが、青年の父親に懇願され、愛しながらもこの青年の為、心にもない愛想尽かしをして、泣く泣く別れるのである。そしてそれが元で死ぬのです。
どうです?まるで日本のお涙ちょうだいの新派劇みたいでしょ。
まあともかく悲恋な花なんですよ。
下の写真を見てください。大都会の(四国の田舎者にとって徳島市は大都会です)まん真ん中にあってまるで深山のような山道である。徳島の中心地にあるとは信じられない。車の音さえ響いていなければ山奥のような錯覚を覚える。
実は、歌舞伎の「蔦紅葉宇津ノ谷峠」(黙阿弥の按摩殺しの芝居)の宇津ノ谷峠の細道ようにこの細道で昔、そう私が高校の頃だからもう40数年も前、殺人事件がありました。まさか城山が殺人現場とは!みんなびっくりしました。
そして数年後、この細道を降りた城の堀に今度は地元でも有名な美人の娘の死体が浮いてました。殺傷による殺人事件でした。この犯人は捕まっていません。
もう私ぐらいの歳でなければ覚えていないでしょうが、確かにこの細道、そして降りたところの堀端で殺人はあったのです。
怖い話だけど事実です。
そう思ってこの写真を見るとちょっと不気味な雰囲気ですね。
山の道の端に紫の小さな実をつけた植物がありました。名前はしりません。だれか教えてください。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
4 件のコメント:
椿の接写、綺麗に撮れていますね。サーモンピンクの花弁にすりこぎのような雄しべがそそり立ち、なんともいえません。
城山には美人が集まるみたいですね、蜂須賀の怨念でもあるのでしょうか?最後の実は色からしてブルーベリーですね、間違いありません。(^^)
きれいな花ですね。
>>しんさま
おしべは萎えているよりそそり立つ方がいいですね。)^o^(
これ、ブルベリではないと思いますが・・
>>てるさん
山野を散策するのもいいですよ。冬の花が見られます。
コメントを投稿