2011年12月14日水曜日
クリスマス企画その2 ホンマにその日なん
クリスマスは12月25日、キリストの誕生日である。しかし昔から不思議に思っていた。誕生日の25日よりなんで24日の前夜のイブに盛大にお祝いされるんだろう?
確か厩で生まれたのは聖書によれば夜。25日の夜だから、25日がキリスト誕生日すなわちクリスマスになるのだろう。25日のほうを祝うのでなければおかしい。
この疑問が氷解したのはわりと最近でした。
当時のユダヤ人の一日の概念では一日とは、日没から次の日没までなんです。今のように深夜の午前0時に日が変わらないのです。
つまり日が没したらもう次の日になるんです。ということは24日の夜は当時のユダヤではもう25日になっているわけです。
だから誕生日は25日だけど生まれたのは今の日の概念では24日の夜、イブとなるわけです。
誕生に関してはキリストは厩で生まれたことになっておりますね。昔、近所のキリスト教系の幼稚園で子どもが厩での降誕劇をやってるのを観劇しました。ホントに馬小屋で生まれたのかなぁ。
で、今、聖書を読んでいるのでその個所を探すと、4つの福音書では1つのみ(ルカ書)がそれに触れています。
「・・・布に包んで飼い葉おけに寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所はなかったからである。」
明確に馬小屋とは言っていないが、宿に泊まれず、飼い葉おけに寝かせたのだから、まあ、馬小屋だろうと推測するのは当然である。
ところで肝心の誕生日、25日は本当だろうか?
4つの福音書を読んでみましたが、いつが誕生日と書かれているのはありません。
現代のキリストに関する本を見ると、このクリスマスが誕生日という根拠は全くないそうです。
実は、聖書を読んでいて誕生日までは推定できないが、誕生の季節は推測できる記述を発見しました。以下、(ルカ書)
Now there were in the same country shepherds living out in the fields,keeping watch over their flock by night.
(その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。)
これはマリアがキリストを生んだ夜の様子です。
この地方の羊の放牧を調べましたが12月は冬で夜、野原で羊を放牧し、羊飼いが夜通し野宿で番をすることなどないそうです。
この地方は暖かいと思われましょうが、われらの住む四国と緯度は変わらず、半乾燥地だけに冬はむしろこの四国より寒いかもしれません。この記述にあるような牧歌的な放牧が12月の25日頃おこなわれたいたとは思えません。
大胆に私の予測するところ晩春頃じゃないでしょうかね。
ようするに12月25日が誕生日というのは聖書や当時の文献からは見つけることはできません。
それじゃあ、なんで12月25日がクリスマスになったんでしょうね。
考えられることは、この2~3日前は冬至であることである。太陽が地平に段々ちかくなり、光も衰えてくる。しかし、冬至を境に高度は上昇に転じ、光も回復してくる。それが影などでようやくわかりだすのが冬至を数日過ぎたこの日あたりからなんだそうです。
古代においては太陽は原始信仰の中心です。その太陽が衰えきり、ようやく回復する日は、めでたいものとして特別な祭り、催しがあったに違いありません。冬至祭り、一陽来復祭りとでもいうのでしょうか。
どうもキリスト教はその古代からの重要な祭り日を自分の聖なる祭りに取り込んだと思われるのです。
キリスト教のどずんべらこいところは、古い、そして自分が圧伏した土着の宗教の聖地に教会を建て、その土着の宗教の祭日を自分の聖なる祭日と重ねてしまうのです。
すると前の信仰を捨てきれずに持っている人々は何か郷愁に近いものを感じて、その昔の場所にあった教会に出向いたり、同じ祝祭日を重ねたために意図せずともキリストの聖なる日を祝うこととなるのです。
なかなかうまいやり方ではありませんか。
だからキリスト教徒でなくともクリスマスは昔の冬至祭り、あるいは再び回復した太陽を祝う祭りだ、くらいに思い、異教徒の我らも大いに楽しみましょう。
今日、100円ショップでクリスマスツリーを買ってきました。これで100円!いったい誰が作っているんだろう。信じられないくらい安い。
パソコンの横にお飾りしておきます。
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2 件のコメント:
誕生日は嘘っぱちでしたか?、在りえると思います。私が読んでいるプレアデスの本では、誕生日に関しては言及していませんが、ゴルゴダの丘の磔の件は、ドラマをホログラフィーの挿絵にして挿入したと書いてありました。恐怖の感情を作り出し、当初意図されていたのとは違う方向に人々の意識を動かしたと言っています。本来キリストの魂をもった存在は、光の家族の一員として、体制破壊者として、光をもたらすもために中東のポータルを通して送り込まれました。とありました。
ツリーは我が家のと同じくらいの大きさですね、約20センチですが、一応電飾はついています。これで十分ですね。(^_^.)
しんさまの話に時々、プレヤデスとかシリウスの本が出てきます。どういうジャンルかよくわかりませんが、内容をちょっとお聞きすると昔読んだ(光瀬龍の「 百億の昼と千億の夜」)を思い出しました。
しんさまのキリストが「・・送り込まれた・・」と書いているところからふと、この昔読んだ本がよみがえってきました。
この本知ってましたか?作者はもう亡くなってますから、今は注目する人もいません。
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