2011年12月1日木曜日
有馬の湯
今日、昼前にジョージ君と会った。ジョージ君と初めて知り合ったのはもう一年以上前だ。彼は私のすぐ隣の席にいて一緒に職業訓練をした仲間だ。
「おお、そういえば、昨日は訓練校の修了日からちょうど一年だったんだ。」
その話題も出て、私はちょっと感慨にふけった。
私は修了から一年、何の就職もできなかったが、彼はいくつかの仕事をして稼いでいる。私はいまだ無職であるのを年齢のせいにしているが、本気度が足りないんじゃないかと自分でも少し反省している。
今日は昼近かったので一緒にうどんを食べながら、まだ話し続けた。
その彼との話題の中で、「有馬温泉」が出てきた。彼はお母さんと一緒に行ったそうであるが、非常に良かったと話していた。
私も有馬温泉は何度か行ったが確かに上の部類に入る温泉ではある。泉質もよく、また歴史文学にゆかり深い地でもあり、そういったものの総合的な雰囲気がよい。
彼との有馬温泉の話題はまったく偶然に出てきたものであるが、実は数日前から江戸時代(文政十年1827年)に書かれた「滑稽有馬紀行」を読み始めていたのである。何週間か前、これも江戸の滑稽本「浮世風呂」を読んで面白かったので同じような風呂・温泉の古典本を見つけて読み始めたのがこの有馬紀行である。
まだ全部読み終わっていないが、ブログにその本の挿絵を紹介しておく。
江戸時代、こういった温泉地では混浴が当たり前であった。下の図でも恥ずかしがることなく、みんな仲良く入っている。
有馬の湯は「強食塩泉」である。そのことは本文のアンダーラインを引いたところからもわかる。
食塩泉なので当然、透明。清らかにして少しの濁りもなく・・・といっている。
面白いのは潮汐(満ち潮、引き潮)によって温泉の湧出量が増減することである。潮汐同様、月・太陽の引力が地下の温泉脈に力を及ぼしているのがわかる。
絵を見ると混浴とは言ってもみんな節度を持って入湯しており、不埒な男は見当たらない。
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4 件のコメント:
昨日の夜は久しぶりに家でお風呂に入りました。
やはり暖まるのは精神的にも体にもいいようです。
混浴も精神的にも体にもいいように思います。ヽ(^。^)ノ
>>てるさん
入浴剤は何か使っているんですか?有馬の湯の元なんか入れてはいると気分でますよ。
>>しんさま
実のところ混浴風呂に入ったこともありますが・・
こっちが恥ずかしくなります。貧相な体、おぼれ死んだ子ネズミをぶら下げたような股間、女性にはあまり見られたくないですね。
しんさまはかなりご立派なんじゃないでしょうか。
すみませんまた下品な方に・・
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