今日の「坂の上の雲」見ましたか。最近はドラマなど見てもあまり興奮しないんだけど、今日は久しぶりに興奮しました。それは大脳の理屈をつかさどる理性的な部分の興奮でなく、理屈抜きで否応なく湧いてくる感情・情緒に訴えかけるようなちょっと危ういものでした。
こんな興奮が起こる部分に「民族感情」だの「愛国心」だの「天に代わりて不義を撃つ」、「勇気や正義の称賛」の感情・情緒があるんでしょうね。
国の命運をかけた「日本海海戦」。それに望む場面で
まず「軍艦マーチの演奏」
これで興奮に火がついた。
そして戦闘始まりの檄を飛ばす電文
『・・・敵艦見ゆ、との報に接し・・・
(そして結びが極めて簡潔、きっぱりしてジ~ンと来ます)
・・・天気晴朗なれども、波高し。』
そして
『皇国の興廃この一戦にあり。』
でもうエクスタシー状態に。
もちろん百年たった今から見れば何もかもわかっているんだけれど、この時代この瞬間、本当に国家の浮沈をかけた世紀の海戦の開始だったのです。
ナレーションで司馬も言っている通り、この海戦は戦史に残る大海戦となります。
テレビの前で動きもせず見守っているだけなのにアドレナリン出まくりで、興奮の極に達したところで
来週に続く。
興奮冷めやらぬ私は、上半身裸になり、庭に出て竹刀を持ち素振りを繰り返し・・・・・・・
というのは嘘で、いつもの夜のウォーキングに出ました。
さて、ここで今日のテレビであまり皆さんが注目しないある軍事技術にちょっと焦点を当ててみましょう。ロシアのバルティック艦隊が対馬海峡か津軽海峡を来るのか、その予測が大問題となります。そして対馬沖でわが艦の「信濃丸」がロシアの艦隊を発見します。
この発見の報は、当時、発明されてまだ数年しかたっていないマルコニの無線電信でいち早く送信されます。
「敵艦見ゆ」、と
海上はるか離れていても情報を送れる無線電信は当時の最新ハイテク技術。我が国は情報戦の機先を制する新技術を持っていたのです。
もし無線がなければどうなっていたでしょう?発見の報はすぐには届かないでしょう。その結果、悲惨なことになっていたかもしれませんね。
今日のテレビから写しました。時代考証はどうかわかりませんが、当時の無線はマルコニ式の火花発信機です。火花が飛んでいるか目を凝らしましたがちょっとわかりません。下のような装置でした。NHKさん。これ正確なんでしょうね?
下は受信側、紙テープ印字式である。
情報戦を制する者は、戦いに勝つ。
後の太平洋戦争では「レーダ技術」に遅れを取り、ミッドウェイ海戦、そのほかの海戦に負けたのはご承知の通り。
平和な日本
戦争の話から一転、平和な平成の御世の日本の年の暮、青少年センターを爺やんのくせにうろうろしてたらホールで人だかりが・・・
なんじゃろかいと、みたらダンスをしてた。動画に撮ってみた。
阿波の美少女(???)が何やらニューヨークのハーレムの黒人っぽい(?)踊りを踊っていた。何の踊りかわからない。知ってたら誰か教えて。
本場モノと比べるとリズムのノリ、キレがいまいちのような気がするが、それでも我々の世代の2か4拍子の盆踊りのリズム感と比べたら、8ビート、16ビートで育った子だから隔世の感があるなぁ~
4 件のコメント:
「坂の上の雲」さっき、ちょこっと最後の5分くらい偶然に見ました。感想といえば、真剣に考えれば、「お国のために・・・」みたいな感じで正当化されますが、今どきの若い人から見れば、「えらいリアルな戦闘ゲームしてたんやな~、」的な乗りで終わりかもしれませんね。
「大人に最新のおもちゃを持たせるとこうなるんやな~」とか思ったりもしました。ラジコンやロボコン、TVゲームに携帯ゲーム、面白ければすべてを正当化して手に入れて遊ぶ、今の子供と同じですね。音楽好きでよかった(^.^)♪踊りは、何の踊りか知りませんが、ゲームするよりかは健康的ですね。(^'^)
本木雅弘さん もっくんかっこよかったですね。
僕はお国のために死ぬ なんかはいやです。
>>しんさま
人類の闘争本能は厄介ですね。理性で抑えられないところがありますものね。
多様な初期人類から(たとえばネアンデルタールとか)ホモサピエンスが勝ち残り、唯一の種として発展したのは、他の初期人類の種をちょっと小賢しい知恵を持ったホモ類が戦闘でうち滅ぼしたという説があります。
ということは我らホモ類の闘争本能は宿命か?
平和なダンスや音楽の競争だけで終わればいいんだけど・・・
これから「戦闘」はなくなりますかね。
>>てるさん
このドラマヒゲの見本市みたいだけど、みなさんヒゲをつければ立派に凛々しく見えますね。
てるさんも一度くらい生やして見たらどうでしょう。似合いますよ。
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