季節が変わったことを実感できるのは一日や二日ではちょっと無理があろう。これから夏に向かっていくが、右肩上がりに気温は単純に上昇するものではない。前日より気温が低い日があったりして、小さな気温の変動の波を繰り返し全体として徐々に平均気温が上がっていくものであろう。
一日や二日では無理としても何日ぐらいたてば体感的に、
「あ、季節が変わったな」
とわかるものであろうか。暦には「二十四節気」というのがある。黄道を24等分してそこを太陽が通るときに各「節」を入れている。「夏至」とか「大暑」とか、この24の「節」の日を季節の変わり目の目安とするのは昔から行われてきた。一年を24等分するから、大体次の「節」まで15日とちょっと(一日にもならない半端な数)である。
15日たてばかなり明確に季節の推移がわかるものであろうと設けられた。
この二十四節気は中国の暦から作られたもので、黄河中流域の中原地方が基準である。
この地方は春~初夏~そして夏へと徐々に季節は推移する。
しかし、我が日本では春~初夏~、この次に「梅雨」という特徴のある季節を持っている。だから、そのまま二十四節気を持ってきてもこの季節は合わないということになる。そこで24節気以外に日本の季節に合わせ特別の「節」を入れた。
『雑節』である。
いくつかあるが、「入梅」もその一つである。360度を24で分割すれば30度になる。だから黄道分割の30度の倍数が24節気となる。
「入梅」は雑節であるため、30度の倍数にはならない。春分を起点として80度の黄道を太陽が通過するのを以て「入梅」の節としたのである。
暦では6月11日頃である。これは本州を基準としたものであろう。
昨日わが四国地方が梅雨入りした。平年より十日以上早いそうである。近年、異常気象なのか梅雨入りは早まり、梅雨明けは遅れる傾向があるといわれている。
24節気は動かすことは無理だろうが、雑節は日本の気象に合わせ臨機応変に作られたものであるので、統計的に早まりが常態化したならその平均日を持って「入梅」としてもいい気がする。
今日は気温は少し低いが、いかにも梅雨を思わせるじとじと雨の一日であった。
少し街を歩く。
わが町、前にも紹介したが、インターネットカフェがある。
「田舎町なのにすごいでしょ。」
その前を通ると、なんと!お年寄りをインターネットカフェに呼び込む「立て看板」がある。青少年だけ相手ではこんな片田舎では無理と思ったのか、お年寄りがターゲット、
やまさんもお年寄り、つられてフラフラ入ろうとしたが、小銭しか持っていないことに気づき
「や~めた!」
拡大してみてください。PC前のこのイラスト、どう見ても老夫婦。
この「高級マッサージ器使い放題」も年寄りには魅力やわ~
私、インターネットカフェはまだ入ったことがない。こんなか、女給さんや、メエドはんがおるんかなぁ?初体験しようかな。
「ドキ、ドキ」
もう一つ雨に濡れた「ポスター」が
わが町の美郷地区のほたる祭り。明日から、駅から無料バスも出てます。
みなさん、いかが。
最後にうっとうしい梅雨空を吹き飛ばすような「黄色い薔薇」。もともとバラには黄色はなかった。品種改良のたまもので20世紀になってやっと出てきた。
幸福が呼び寄せられればいいな。
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