徳島と石井でフェスチバルがありました。そんな今風の祭りがあることは知りませんでした。偶然、どちらも近くまで行って知りました。
進んでいったわけではないのですが、携帯を持っていたので動画撮影機能で何場面か撮りました。
二つとも「花」が主題です。藍場浜は春の草花の数々、石井地福寺は藤の花です。
しかし、どちらも
「花より団子、花より美女」
で、花の鑑賞などそっちのけの人が多く、藍場浜ではラーメン喰いに、地福寺では藤娘撮影会に群がっておりました。
今日はおフェスチがあったのでお蔭であちらこちらで多くの花を鑑賞できましたが、
「歳しゃ~寄って、天邪鬼、頑迷・偏屈になってるやまさんは・・・・・・」
「石井農大の近くの丘の林から下がった野生の山藤が一番美しかったです。」
「葡萄状に粒粒に垂れ下がった藤色のビーズのような輝く花房、えもいわれぬ紫のグラデュエーションの乱舞、うっとりするような甘い香り、山藤ってこんなに美しかったんだ。」
「夢幻能だと、藤の精、シテの美女がここらで登場するんでしょうね。やまさんはワキの旅の僧、藤の精から苦悩を聞いたやまさん僧はねんごろに回向する。すると藤の精は、お礼に舞いを舞う。」
「夢、幻や~、藤の花~、いよ~っ、カッポン、カッポン・・・」
山藤の美しさに魅せられてまたまた、妄想が全開する。
歳しゃ~いくと、あまりいいことないんだけど、その藤の俳句が、昔はわからなかった句がわかるようになりました。
高校の古典「松尾芭蕉の俳句集」で出てきた藤の句、43年たって感覚的にわかるようになりました。
くたびれて 宿かるころや 藤の花
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