そうすれば歴史が実体験できるし、歴史上の有名人にもあうことができていいだろうなと考えていました。義経や信長、秀吉が実際はどんな人かもわかるでしょう。
でも、こんな空想の時って、自分は必ず支配階級に身を置いているんですね。総人口の1%もいない人々の仲間だと考えているのです。確率的に生まれ変わるとしたら庶民になる率がずっと高いのにね。まあ、そこが手前勝手の空想なんですけれどもね。
中世以前の庶民に私が生まれたら1か月だって生きられないでしょう。飢餓、疫病、戦争、夜盗、追剥、重い租税、過酷な刑、私刑(リンチ)・・・・・・ブルブル
大きくなってくると空想好きは変わらないんですけれどもかなり現実味を帯びた歴史に自分をワープさせるようになりました。近世ですわ。江戸の時代大好きですから。それに大事なこと、忘れてたのに気づきました。ワープしても近世以前だとわたしにとって中世日本語は、外国語のようにわからない。言葉が通じないんじゃあそれこそ、「話になりまへんわ。」
江戸前期の芭蕉や近松門左衛門にあいたい。できたらちょっと話してみたい。この時代だったら話も通じないことがない。二人の著述読んでも口語に近い。
そして、じいさんになっても歴史空想、(いや、もう妄想だわ。)好きはかわらず、もう立派な奇癖。そして空想であるのに現実味をますます帯びてきました。
あれやこれやかんがえて、文化・文政年間から天保までに自分を置くことにしました。
もう私還暦だから、この時代の「ご隠居」さん。支配階級なんてずうずうしいこといいませんよ。庶民でけっこう。ただ隠居さんだから、年間、五石の米は食い扶持として「たのんます。」
なんで、この時代、選んだのか?これ以後になるともう幕末維新、長生きすれば明治に入っちゃう。ちょっと新しすぎる。
じゃあ芭蕉さんの江戸前期は?
私ね、目が悪くて眼鏡かけてるんですよ。だから、眼鏡が手に入る時代じゃなくてはね。芭蕉はんの時代も眼鏡はあります。だけどねえ・・・・。
一昨年の六月の深夜、わたし急に尿閉になりました。これ前立腺肥大の老人病。この時、膀胱ぱんぱん、おしっこ、しずくもでない。なった人でなくてはわからない七転八倒の苦しみ。
緊急外来で、カテーテルで導尿して地獄の苦しみから逃れました。以後も何回か。
もし、江戸時代、隠居部屋でこの症状になったら?カテーテルがなければ、あの苦しみが・・・・・・ヒッェー!
あきらめました。今の医学が一番。空想タイムマシンも終わり。
ところがね。去年六月、長崎へ旅行した時シーボルトの鳴滝塾(歴史的遺跡)を訪れました。医学の塾です。そこで展示物の真鍮製の細長い管を見ました。説明書きには、「導尿カテーテルで尿閉に使用。おどろくべき効果あり。」とあった。これだ!
これが使用されたのは、文化・文政以降、これ以降だと私が存在しても、だいじょうぶやわ。などと、かんがえましてね。
文政か天保の時代のご隠居さんになることにしまして、きょうこの頃も江戸の歴史本なんぞ読みまして空想・妄想をたくましくしているのでございます。
シーボルト先生、尿閉起こったら頼んます。
シーボルト先生 |
2 件のコメント:
長崎に旅行行かれていたのですね。
亀山社中・海援隊発生の地はいかれましたか?
yamasanは、どの時代の人物が好きですか?
長崎は中学の時修学旅行に行ったきりだなあ。今竜馬伝でも長崎が時折貿易メインで放映もされてるんだけど、機会があったらまた長崎に行きたいなあ。
コメントを投稿