2010年11月21日日曜日

竜馬そして憂国の志士

今日も大河、竜馬、みましたよ
 いよいよクライマックス、今日で大政奉還がなり、竜馬のもっとも大きな目標が達成されます。すなわち無血で幕府から朝廷に権力を移譲させること。竜馬生涯の最大の山場。もう次回は、暗殺、最終回だから今日が見せ場、でもあんまりMAXな感じがしなかった。
 始まった時から、今までとは違う斬新なカメラアングルや細部にこだわる小道具や大道具、衣装ばかりか空気までも生活の垢に染まったような汚れ、濁り具合。ともかく徹頭徹尾、リアルさが鼻につくぐらい目立ちました。
 場の空間が見事なまでにリアルなのに、正反対に登場人物の陳腐さが際立っているのはちぐはぐでした。やたらと綺麗な竜馬にやたらときちゃない弥太郎。維新の三傑の隆盛、利通、孝允があまりの小人物に唖然とします。これね、場の空間があまりにもリアルでなかったら、まあ水戸黄門のようなドラマとして見れるんだけどね。
 せっかく細部にこだわった時代の雰囲気作ったんだから、あまりの絵空事では困ります。もう少し実在の人物に役を近づけてほしかった。特に吉田松陰や慶喜はひどい。なんかNHKは二人に恨みでもあるのかと思うわ。
 でも時代考証、時代背景、さまざまな風俗、景色もろもろのバック、さすがNHKすごい。天保時代のバーチャルご隠居さんのやまさん手放しでほめますわ。
 きょうのバック、時代風俗では、二条城の御殿の組み上げ格子天井と格子の絵柄。感心しました。今年の大河、仰天や俯仰アングルが用いられているからこんなところも見られるんですね。そしてこだわってるとこがいい。それと「ええじゃないか」の乱舞。これも史実をなぞってます。ええじゃないかの錦絵、瓦版がありますがそのままとみていいでしょう。
えじゃないか
来週暗殺なんですけど、さて犯人は?一応幕吏といわれてますがほんとはなぞといわれてます。どんな決着をつけるんでしょうか楽しみです。
憂国の志士か
竜馬をはじめこの時代は憂国の志士が多く現れますが平成の世には関係ない、時代が違う!でも国難て、いつくるかわかりませんよ。
 今日、週刊誌で例のK保の保安官の素顔そして実名をみました。大柄な人で私が見る限りでは誠実そうで頼りがいのありそうな人にみえました。やったことは許されることではないので罰を受け、当然辞めるべきでしょう。でも、志が最初の趣意書通りだとすると、私は憂国の志士として評価したいと思います。
 週刊誌の写真のイメージからだと孤高の素浪人で、憂国の情をうちにふつふつとたぎらせている幕末の志士にこの人を重ねてしまいます。これ以上書くと実態を離れこの人にイメージだけで思い入れしそうなのでやめます。
 また、この人の名字、古武士のようでいいんだよね。近松門左衛門だったらここでこの人の行動を換骨奪胎して国姓爺合戦のような忠臣軍記物書くんだけどね、私、妄想だけが取柄で文才ないもんね。残念!

2 件のコメント:

トシ さんのコメント...

龍馬伝も早来週で最終回。俺としては龍馬伝のスピンオフ、もとい番外編として(岩崎)弥太郎伝のドラマも見てみたい気はしてきたんだけど。
彼の成功が今日の三菱重工及び三菱自動車が存在しているのだから。

ワンピースファン ルフィと仲間たち さんのコメント...

幕末の若い志士達は、先の日本を見て
維新に向け真剣に行動をしていたと思われます。
あの志と橋渡しは並大抵では出来ませんが
龍馬の思いと行動を少しでも受け継ぎたいものです。