前にもちょっと書いたが何より私のお気に入りなのは、人が少ないことである。公園と小高い丘が組み合わさった遊歩道を歩き、池を一周するだけで1キロ以上あるから、緑の癒しと、水の癒しが同時に得られるのでよい。
すこし小山になった脇道に入り展望所を経由して池を一周すると2キロ以上あるから気分次第でそちらの方にもいく。
人少ない遊歩道を歩いているとゆっくりとさまざまなことが考えられる。だいたいとりとめもないようなことで、またすぐ別の方に考えが飛ぶ。最初に何を考えていたのか忘れるくらいだから、目覚めると雲散霧消してしまう明け方の夢のようなものである。
歩きながらこんなとりとめのない夢のようなことを次々考えるのはしかし気持ちいいし楽しい。
今日は数について考え、「あやしゅう、ものぐるおしけれ」などとぶつぶついいながら兼好法師の真似をして歩いていた。
「1,2,3、のような数って人の頭から離れて存在するんだらろうか、」
「それとも人の頭の中のみに存在するんだろうか」
「そういえば、プラトンは理想的な幾何の図形は、イデアの世界にありといったぞ。うん、これはこのことと関連付けられんもんか?」
なんでか、ここでいま職業訓練でやってるパソコンに考えが飛ぶ。
「一昨日、画面にきれいなクラッシックの音楽と映像と貼り付けたとき、HTMLに切り替えたらなんかわけわからん記号や数字が表れたな。美に対するコンピュウターの認識ってあんなものなのか?」
「π・パイという数、我々は際限のないでたらめの繰り返しとしか思えんが、認識の主体が違えば、例えばコンピュータなんかは我々が1・イチという自然数を認識するように認識してるんじゃないのか?」
「いや、まだ、コンピュータに認識なんぞありはしない!」
などなど、まことにバカバカしいことを考えながら歩いているのです。でも、自由にふらふらあるけて、自由にバカな考えをめぐらすって楽しいよ。これだから、人少ない田舎の公園の遊歩道歩きはやめられん。
晩秋、可憐で美しい花を咲かせる野菊。今年は見なかったのですが、途中2,3輪みたので写メールに撮りました。これから咲くのかな。
水上に浮かぶ東屋 |
水上遊歩道 |
野菊 |
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