2010年11月7日日曜日

日曜の午後小さな山の公園を散策したこと

猫がゴロニャ~ン
 午後から雨も降らないようなので4Kmばかり離れた全山が公園の小さな山に登る。山頂には(といってもせいぜい数十メートルだが)古い神社がいくつかあり、苔むした石仏がたくさんある。公園とはいってもこの辺りは休みでも人はあまりいない。こうゆう雰囲気は私大好きなので少し遠いがちょくちょく来る。
 前から、この辺りに猫を捨てに来る人がいるのだろう、いつ行っても4~5匹の猫にお目にかかる。今日は鳥居の前まで来ると、ミニャニャニャニャーンと鳴いてなんと十匹近くの猫が私めがけて寄ってきた。「増えている!」そしてそのほとんどがまっ白い猫でみんな人なつっこい。餌をくれる人と勘違いしたんだろう、体を摺り寄せんばかりに集まってくる。
 猫のいわれのある神社はこの山に一つもないが、みんな捨てられた猫なのであろう。増えているということは、捨てに来る人が多くなったのか、子を産んだのか。私は後のような気がする。というのはほとんどがまっ白な猫でおとなしくかわいらしい顔をしていてどれもよくにている。親子か兄弟のような気がする。
 捨て猫だが見ていてホッとするのはみんな栄養状態もよく、毛もつやつやしている。みんなどこか鷹揚で野良猫のような切羽詰まった感じはしない。近所の優しい人たちが有り余る餌をくれるのであらう。見る限りみんな幸せそうである。
 下が携帯で撮った写真

 イノシシ豆食てホーイホイホイ、あ、えらいこっちゃ、えらいこっちゃヨーイヨイヨイ
 ここより下に忘れ去られたような石仏が何体かあるので、ジルタンボの細道を滑るように降りたところにこれを見つけました。

この石仏。いったいなんだと思います。私も仏の御名はわかりません。東大寺の増長天、広目天の二体の仏像に似ています。というのは、ちょっと見にくいかもしれませんが足元、右足で踏んでるものをご覧ください。なんか怪しげな生き物を踏んでいます。
 東大寺の二体は足に邪鬼を踏んでいます。まあ、大悪ではないいたずらが過ぎた仏敵なんですが、天の邪鬼(あまのじゃく、はこれに由来する?)
 じゃあこれは?これ、イノシシなんです。実は私も見極め難く、地元のおじいさんに教えてもらいました。
 イノシシ封じの石仏なんでしょうね。昔から農家にとってイノシシは大敵、特に山が近い農地はやられました。いろいろ対策もとったんでしょうが、こんな神頼みもしたんでしょう。今に残る石仏が語っています。
 でも、仏さんも、踏んずけられてムギューのイノシシもなんかユーモラスですね。
 阿波踊りのお囃子「いのしし、豆食て、ホーイホイホイ」はイノシシの具体的な被害とイノシシを追う掛け声を表しているんですよ。それくらい昔の農業にとって被害が深刻だったんでしょうね。まさに「えらいこっちゃ、えらいこっちゃ」です。
 猫とイノシシは神獣になりえるのか、今日もしつこく考える
 結論は簡単!社を見つければいい。そうすると?・・・・・徳島の人はみんな知ってる。猫神さんて確か文化の森にあるよね。県南のお松大権現もあれ、猫でなかった?
 じゃあ、イノシシは?知らん、知らん。
 猫の勝ちか?
 猫好きの人には嬉しいでしょうね。
 ところが、どっこいイノシシが格上なんですよ
ま、これも伝説なんだけどね。漢字が生まれた頃だから三千年以上昔から、イノシシは神に(中国古代だから天帝)とっくに選ばれているんですよ。皆さんも知ってる十二支。ネズミから始まるあれ。そして掉尾にくるのがイノシシ。
 イノシシ生まれはいても猫生まれはいない。
 天帝が十二支を決めるからと召集をかけた。速い順から十二決めた。猫も参加する予定だったが、ネズミにだまされ、遅れたそうです。だから、今でも、恨みに思うネズミを猫は追いかけているのだそうです。これも伝説です。
 イノシシは何とか滑り込みセーフ、十二支の最後の動物になったわけです。
 でも、今、猫は可愛がられ、イノシシは追い回されボタン鍋で食べられる。

1 件のコメント:

ワンピースファン ルフィと仲間たち さんのコメント...

牡丹鍋(イノシシ) 食べたいです!
自分は猪歳です。