頭部の人種的分析の指標としてよく目安にされるのが頭長幅指数である。大まかに分けて、長頭、中頭、短頭がある。
長頭といっても顔が長いことではないですよ。簡単に言えばこれは頭蓋骨の頭頂部を真上から見た形です。縦長の楕円の場合は長頭、横長の楕円に近くなると短頭、円に近いのが中頭と言っていいでしょう。
ヨーロッパの北西部の人々やアフリカの黒人は長頭が多く。東アジアの人々には短頭が多い。北東アジアから朝鮮半島の中には極めて短頭の人が分布する。日本列島は短頭の人が多いが、アイヌはこの地域では中頭から長頭の部類に属する。たぶん縄文人も同じ。列島でも北へ行けば短頭の割合は減ずる。
アジア人種は最近、新モンゴロイドと古モンゴロイドに分けて論じられるが、新モンゴロイドは短頭の割合が高く、古モンゴロイドは中・長頭の割合が高い。弥生人は新モンゴ、縄文人は古モンゴ、と言われている。日本人は両者の混血と考えられる。
そこで、やまさんである。まだ生きているから、しゃれこうべで調べるわけにいかんから、合わせ鏡で頭頂部を見る。
「えっ、こんなに禿げてたのか。」
の感想は置くとして、やや縦長に近い円形、中頭に近い短頭。
やまさんの頭頂幅指数は、新モンゴロイドである弥生人と古モンゴロイドである縄文人が程よく混じったところに来ています。
日本人は大陸や半島部の人より古モンゴロイドの遺伝子を多く受けていると思われます。縄文人やアイヌ人がその古モンゴロイドです。韓流ドラマを見る人は気づいている人が多いんだけれど、韓国の男性は体毛が少ない人が多いですね。脛なんか毛がなくつるっとしてます。新モンゴロイドの特徴です。
古モンゴロイドの特徴としては頭頂幅のほかに
・瞼上部に腫れぼったい脂肪の膜、蒙古襞がないため、二重瞼で目はパッチリしてまつ毛が長い
・体毛が多い。耳垢に粉耳は少なく、飴耳が多い。福耳も多い。
・狭鼻は少なく広鼻が多く、鼻は大きく、眼窩はくぼんでいるため、新モンゴロイドに比べると立体的な顔立ちが多い。
などが統計的に多い身体的特徴です。
で、やまさん、見事なくらい新モンゴロイドと古モンゴロイドがよくブレンドされた位置にいます。ただ、耳に関しては中間はないので、こちらは粉耳で新モンゴ、形は福耳で古モンゴ、一対一である意味、混ざってます。目も片方づつ一重と二重です。
太古、縄文人が満ちていた列島に大陸から海を越えて弥生人がやってきました。略奪婚か平和な和姦か知りませんが、二つの人種集団がせっせと子作りに励んだ結果、いま、やまさんがここにいます。
やまさんの顔がここ三か月の間に変化してきました。ヒゲを剃らなくなったため伸びてきて風貌が変わりました。むさい顔になってます。
弥生と縄文のほどよい混血のため多くもなく少なくもなく、濃い欧米人やアイヌ人のように威厳あるヒゲには程遠いです。私のような平均的日本人のヒゲの濃さだと、昔からよく知られている
「天神ひげ」
が日本の初老男子には一番お似合いです。これも伝統の文化でしょうか。
日本人は体の部位の名称は大雑把な把握です。どこもかしこもヒゲでおしまい。英語や中国語には区別があります。漢字では
くちひげ(髭)、あごひげ(鬚)、ほおひげ(髯)で漢字を使い分ける。
ヒゲの文化人類学的考察もすれば面白いと思いますが、そんな専門は
「わたし、せんもん!」
と親父ギャグでやめます。
ただ、ヒゲは古来より、霊力の源と信じられていたふしがあります。古事記にスサノオノミコトを高天原から追放するとき、霊力を絶つためヒゲ、爪を切ったとあります。シャーマンや呪術師がヒゲぼうぼうなのはそのためかもしれない。
やまさんもヒゲを蓄えて霊力は増しませんが、ある意味敏感にはなりました。寝ていて口の周りのヒゲをぺろぺろなめて湿気を与えてやると、どの方角から隙間風が忍び込んでいるのかわかります。ヒゲが微妙な風を感知します。たいした能力ではありませんが。
天神様にあやかったやまさんのお髭 |
3 件のコメント:
新年の海を見に行きたいが寒くてままならぬ上、昨日、チェーンを跨ぎそこねてこけてから、腰が痛く、右足も若干のしびれ。
十年来のヘルニアがちょっとした打ち身・打撲で出てくる。持病もだんだん増えてくる。金は減るのに!
でも、今を生きにゃあ、あかんと、めげずに今日もウロチョロしてます。
WHOchan、そして皆さん、街で偶然また会いましょう。
だいぶ髭が伸びましたね。
髭は霊力の源ですか。
ヘルニアもあったのですか?
まだ週末は冷え込むようです。
暖かくお過ごし下さい。
今年は寒いので、腰痛や、怪我に気をつけないといけませんね。今日も、ハローワークに行きましたが、…
あと、私事ですが、今日朝、起きたら、昨日よりは、顔の湿疹が、引いていたので、節約のため、皮膚科に行くのは、様子を見ようと思います。また、お会いしましょう。
コメントを投稿