2011年1月3日月曜日

初詣

 世間並みに今日、初詣に行ってきました。神社にも人気の神社があるようで、大麻比古神社なんかは県下一の参詣者のようですが、私が参詣したのは、きわめて参詣者の少ない神社でした。半時間くらい留まっていましたが私以外、誰も来ませんでした。
 どうせなら初詣の人が少ない方がご利益も聞き届けてくれる気がするんですがどうでしょう。今日参詣した神社は、私の産土神ではないんですけれど、同じ町内にあります。独立した小さな山の頂にあります。頂上にあるため眺めはよく、本殿のすぐ横に望楼があり、展望を楽しめます。
 祈念も単純なもので「どうか、今年も無事で楽しく暮らせますように。」、鈴をがらがら、柏手をポンポンでおしまいです。お賽銭を差し上げることもなし。
 それにしても、本殿はなんとか修理して鎮座してますが、付帯した二棟の建物の一つはかなり傷んでいますし、もう一つの古い方は崩れて斜面を半分転げ落ちています。お店でいえば閉店状態です。でも、本殿の窓をのぞくとお正月の準備のお神酒、神饌、新しい榊などがお供えされて、神事も行われているようです。
 日本のお神さんは、八百万いるといわれてます。だからでしょうか、かなり人間の社会に近い神々です。威勢のよい神もいれば、この神社のように、威勢の良くない、はっきり言えば、落ちぶれた神もいます。しかしまだここの神社なんかは大きい方で、中には、犬小屋のような小さなお社にお住いの神様もいらっしゃいます。
 神にも階級があるってご存知でしたか。一番上位は正一位、正二位、・・・・これも人間社会と一緒ですね。
 ギリシャの神や日本の神は悩みもします。ある歴史書で知ったんですが、仏教が伝播してきて神の信仰が犯されつつあったとき、当の神様が、「わし、もう苦しいから、神様をやめ、仏さんになるわ」と神託で述べた神がいました。このような弱い、悩める神様だから、頼る人間も、できるだけ強い神様を選ばねばならない。また人が力を貸し盛り立てて行かねば神も隆盛にならないのです。
 一神教の人から見ればなんとふざけた神だと思うでしょうが、我らはこのような多神教世界観をもち、先祖代々結構敬虔な信仰を築き、宗教戦争もほとんどなく神々も人々も平和にやってきました。わたしはこのような人間的な神々が犇めき合う我が国土が好きです。
 初詣記念に写真を撮ってきました。

鳥居に掲げられた額、龍眼神社と読める。



















山の頂上にある本殿



















すぐ横に望楼がある。



















望楼から徳島市方面を眺める。



















下から見た神社と望楼

3 件のコメント:

yamasan さんのコメント...

 昨日初詣に行きましたが、ご利益はなかったみたいで、早朝、また、持病が起こり、緊急外来で処置してもらいました。
 それで、今日は体がしんどく、ブログもしばらく休みます。
 元気になれば、また、ブログを書きます。

てるゆき さんのコメント...

お大事に。今晩、最後の郵便局のバイトに行ってきます。また、明日帰ってきてから、市役所ノバイトの面接に行きます。

ワンピースファン ルフィと仲間たち さんのコメント...

龍眼神社という名称はめずらしいですね。

冷え込んでいますので、体調を崩されたようですね。
どうぞお体ご自愛下さい。

ブログは、楽しみにしております。