今日も比較的穏やかで朝から晴れてたので、洗濯を終わり、干すと、徳島へ向かいました。駅近に置いてある自転車に乗り換え、裁判所の前の道をひたすら東へ。
東へ東へ行けば、沖の洲海岸に行きつく。沖の洲海岸から紀伊水道を眺めるつもりだ。確か30年も前に沖の洲まできて泳いだことがある。あの時は二輪原動機で来たのを思い出した。その時以来沖の洲海岸から海を見たことはない。
少し行くと福島橋を渡る。この橋には人柱伝説がある。その説明案内板を読む。
人柱などという、おどろおどろしい風習が昔はあったんですね。
昔の木造の橋は嵐や大水に脆弱でした。竜神か何か他の神様かしれませんが、橋を守るため人身御供を捧げたのです。
説明にはこうあります。
早朝、一番にこの橋を通る人に白羽の矢をたて犠牲となってもらうと、
で、最初に通った人は、諸国巡礼の六部、因果を含め泣く泣く納得してもらったって。
ひどい、ひどい、ひどすぎる。身寄りのない他国者の巡礼というところに何か作為を感じる。どこからも文句の出ない人を選んだんじゃないか?
でもこれ、あくまでも伝説、いくら昔でもちょっと信じられない。
必死で自転車を漕ぐがなかなか海に到達しない。ようやくまっすぐな東への道の終点は
えーっ、高さ4メートル近い防潮堤。海へ行けない!
お城の城壁のような巨大な壁
海は切り離され、近づけない。
沖の洲海岸は?
打ち寄せる波は?
白砂青松なんぞは夢のまた夢、
豊穣の海を求めての小さな旅の終点が
これか?
地の果てには、大海がある。幼き頃の世界観
見るも無残なコンクリートの壁。
豊かな海へは行けず、
行き、行きて、果ては牢獄の壁か。
あちこち壁を探し、ようやくのぼり場所を見つけよじ登り、海を見るが、海岸はない。
波消しブロックが延々つづく。
沖の洲とは、吉野川河口付近に堆積した砂が沖合流によって、沖に砂州や干潟が平べったく形成されたもの。
その名前が地名にもなったのだが、今、砂州、干潟どころか海岸もなくなっている。
ああ、30年のこの変化。
埋め立て工事の完成図が埋め立て工事現場に立っていた。
コンクリートの無機的な街が出来上がる。
図の①も②も③も④も埋め立てられる。
④の場所はまだ埋め立て途中で、沖の洲海岸の面影が残っていた。カモメの群れが何となく侘しい。
これが④の場所
自然はどんどん消えていく、万人が幸福になることなら、仕方ないんですかね。でも、ほんとにいいの。
5 件のコメント:
今日、夢想しました。火星と木星の間にある小さな小さな直径数十キロの小惑星、何かのはずみでちょこっと軌道がずれ、地球の公転軌道に重なった。
ちょっとした激突、でも地球にとっては大したことない、45億年の間にたびたび起きてますから、こんなのは小さい方、7千万年前もちょっとあった。
でも人類にとってはたいへん、絶滅です。
地球にとっては長ーい歴史の一コマ、人類クリアのマウスをカチッと押しただけ。
しばらくすると青い空、海が戻り、新しい命が芽生えてくる。
沖洲方面に来られてたのですね。
お知らせいただければ・・・
またこちら方面に来られる時は言って下さいね。
>>てるさんへ
メールボックスをご覧ください。
お元気そうで、なによりです。交通安全には、おきをつけください。まだ沖洲って、埋め立てしてるんですね。
寒いのに自転車に乗って大変ですね。
体調は良さそうですね~。
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