198円の弁当と98円の串団子のおやつを持ってでかける。
「傾城阿波の鳴門・巡礼お鶴の段」をみる。我が子と呼べない母、お弓の切々たる悲しみが伝わってくる。
動画をご覧ください
普通はこの段単独で上演されこれで終わるが、実はこの続きにすごい展開がある。
なんと!幼女強盗殺人、死体焼却、それを犯すのは、ななな・・・なんと実の父親。
言葉で書けば物凄い恐ろしい話である。今日は巡礼の段に続きその上演があった。ご覧ください。
父親は我が子とは知らず、町の乱暴者に絡まれていた巡礼お鶴を助け親切に我が家に連れ帰る。
しかし、巡礼が大金を持っていることを知り、少しの間貸してくれと頼む。
巡礼は断り、騒ぎ出したので黙らせるため口をふさぎ、殺してしまう。
誤って殺してしまったことを悔いるがもう遅い。
この時点ではまだわが娘と知らない。
娘を探しに行った母親が帰り、夫に娘が訪ねてきたことを言う。
父親は死体を布団に寝かせている。
妻の話を聞いているうちに殺した巡礼が自分の娘であることに気付く。
寝かせてあるのがわが娘と知って悲嘆にくれる父と母、こんなむごい親があろうか!と夫をかき口説く。
捕り手から逃げるため泣く泣く娘の遺体を火で焼く父親。
悲劇はここに極まれり~ベンベン、ピンコシャンコ~♪
3 件のコメント:
好きな文楽が見れてよかったですね。\(^^)/
しんさまの興味のある分野でなくてすみません。
お芝居、演劇関係ではどのようなものを見ますか。それとも舞台はお好きじゃないんですか。
私はよく世間の人を三分法で見ます。
「狂言をする人」「狂言をさせる裏の演出家」「観客」
しんさまはどれかな。
劇と名の付くものは全てだめですね。そもそも人生自体が自作自演のドラマみたいなものなのに、さらに演じたり見る必要はないとおもっています。私の中では、脚本・演出・観客すべて一体ですね。でも、映画・TVドラマはたまにみます。(^-^)/
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