2011年10月16日日曜日

秋です、野外彫刻展の季節がやってきました。

 午前中、徳島城公園を通ると野外彫刻が展示されてある。

 「ああ、もうその季節が来たんだなぁ。去年、ブログを作り始めた時、取り上げたから、もう一年か」

 ちょっと感慨に耽りました。

 いくつか鑑賞しましたが、去年と同じでわかったようなつもりになった作品もあり、ぜんぜん何のことやらさっぱりわからない作品もありました。

 こういう「何たら~展」があって見た時、わからないのは芸術に理解のない自分が悪いんだ思う癖があって、なんとか理解しようと大して持っていない全能をフル回転させます。
 でも、最初にわからなかったものはあれこれ眺めつつ時間をかけてもやはりわからない場合がほとんどです。

 「造形芸術」は何かドドド~ンと訴えかけるモノ(言葉にはできないがいわゆる主題・テーマというものか)があり、鑑賞者としてはともかくそれを「知覚」しないことには話にならない。

 「しかし、高尚すぎてほんとに知覚できないんです。」
これなんかは台風の後、川岸や浜に打ち上げられた流木が素材とまでは「知覚」できますが、組み合わさって、なんのことやら全然わかりません、
 と見こう見、矯めつ眇めつ、腕組みし、しばらく唸りましたが「知覚」できませんでした。

 「作者さん、ごめんなさい。みんな、おいらが悪いのよ~、♪」、で、今日は日曜おまけで
 誰のせいでもありゃしない~♪、みんなおいらがわるいのよ~♪
 の歌を挿入しておきます。

 わかりやすく、気に入ったのはこれこれ、
 うれしいほどよ~っく、わかりました。
 如意輪観音風の石仏の前に石に埋もれた猿が5匹、
 よ~く見ると頭には
 猿の頭に締め輪の鉢巻が・・なんだ悟空ではないか。
 西遊記の世界に仮託したものとわかれば、テーマの理解の手掛かりになります。

 「うんうん、これならわかる!」
 もう一つわかりやすい作者の作品を紹介します。
 具体的に今年の題は何か知らないが去年、よく似たものを見ました。作者は確かめませんでしたが同じ人です。メルヘンティックなものを表現したものでしょう。
 去年の分析が今年も当てはまると思います。
 下が去年のそのブログです。
http://koromonotate.blogspot.com/2010/11/blog-post_02.html

 皆さんもお暇だったら出向かれて作品を前に頭をひねってみてください。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

 野外彫刻展ですか、どこの主催なんでしょうね? 作品的には地味というかあまりインパクトが無い様に見受けられますが、実際見るとどうなんでしょうね。まあ、場所が場所なんでマッチしてるといえばそうかもしれませんね。今度、仕事の帰りにでも寄ってみます。(^.^)

yamasan さんのコメント...

 造形芸術はどうなんでしょうか、着てらっしゃる服などの色のコーディネートなんかにはかなりな趣味があるとお見受けしてますが。

 美のいろいろな分野にはうるさいんじゃないかな。
 ご覧になって感想などあればまたお聞かせください。