2012年5月25日金曜日
おいらは蚤、そんなに嫌わんといてちょ~~だい
燻煙剤を使用して衛生害虫をやっつける算段をしている。なんの害虫か今のところわからないが、大昔から四季を問わず人になじみ深い衛生害虫は蚤と虱である。
ところで私の別のブログ(桃山日記パート2)で、この蚤が「芸をする」と自分で書いてて、内心、(どこかで聞いたような気がしたので適当に書いたのだが・・・)、ホンマかいな???と懐疑的であった。気になったので調べてみた。すると、ホンマである。(ここクリック) ちょっと信じられないが、確かにいろいろ芸をする。引用によれば『蚤は芸をする唯一の無脊椎動物である』とまで言い切っている。
そんなことを聞くと何か無性に可愛さ、いじらしさがこみあげてくる。ましてや我が血を吸い、文字どおり血肉をわけた身内ではないか
「ああ、俺は、こんな可愛い小動物の大量虐殺をはかっている。なんと人非人なことか!」
蚤という言葉は『比喩』にも大活躍している。
『蚤の金玉』
『蚤の心臓』
『蚤の夫婦』
『猫の歯に蚤』
これ何の比喩・諺かわかりますか?
ことほど左様に蚤は愛らしい?親しみ深い昆虫なのです。まあ、中世においてはペストを媒介し大変なことになりましたが、今はそんな恐ろしい病気は絶滅したでしょう。
芭蕉はんは蚤を取り入れてこんな句を作っています。今日は俳句ですが英語で紹介しましょう。
オリジナルはこれです 『蚤虱、馬の尿(しと)する 枕もと』
Fleas and lice did bite;
And I'd hear the horse pass water
Near my bed at night.
ふむふむ、簡単な英語なので解説もいらないでしょう。馬の尿(しと)をhorse pass waterとしたのが?でしょうか。pass は通す、という意味もありますが、排泄の意味もあります。ここがわかり難いだけですね。
虱はliceだけど皆さん知ってますよね。昔、日本人は何を食べますか?と聞かれRとLの発音がうまくできないと日本人はriceじゃなくlice・虱を食べると誤解されるなどと、アホな中学の英語の先生に脅されましたよね。よほど悪意のあるアメリカ人でなかったら、たとえliceとriceを間違えたとて、日本人の主食を、米を虱に聞き取るはずはありません。
この句の最初のfleaは蚤なんだけど、皆さんは知ってましたか、いえ、蚤がfleaということじゃなくて、日本で最近はやりのフリーマーケットのフリーの文字がこれであることを。
恥ずかしながら、私は、最近までこのフリー、Freeと思ってました。ところがこれ、蚤の市(フランス、イギリスの露店で開かれた古物、寄せ集めモノの市場)、という直訳だから、蚤、の市場、すなわちflea marketだったんですね。
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2 件のコメント:
最近、体の右半分だけがかゆいんだが、蚤のせいかな? Rの発音が出来ないからRightがかゆいなんちゃって(^.^)
右半分ということは、たぶんそれは何かアレルギーか、神経性のものでしょう。
清潔なきれいなマンションの場合、まずいないでしょう。
うちは木造でもうすぐ30年経過、手入れせずですからね。いろんなものが住み着きます。去年は庭で蛇の脱皮を見ましたよ。
ある日、白アリで、ペシャ、かも。
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