2010年12月13日月曜日

思い出したこと

忘れていた本
 読まなければならない本がたくさんたまっていくばかりである。毎日読む量が少ないためこなせていないのである。そのうち忘れてしまう。
 昨日、ワンピースさんから長井長義の名前がでて、そういえばずいぶん前に読もうと思っていてそのままになっていたのを思い出した。映画化されるというニュースよりずっと前だからもう1年くらいになる。確かまだ数ページしか読めてなかった。
 去年、6月に長崎へ2泊3日の旅行をした。まだ竜馬伝は放映されていないので今年ほどブームは起こっていなかった。市内の史跡巡りをしたが長崎は幕末維新関連のものが多い。今残っている史跡だけでなく当時の長崎の町のいたるところに幕末の青年たちをひきつけるものがたくさんあったに違いない。欧米の先進科学技術、医学はここ長崎で学ばなければならなかった。
 わが郷土の阿波の国からも何人かの青年が長崎遊学を果たしている。旅行から帰って、少し調べた。そのなかから1866年慶応2年に長崎に遊学した長井長義の日記の出版本が手に入ったので、それを読んでその当時の青雲の志に燃える若者についてさまざまなことを知ろうとした。
 資料のなかでは日記類を調べるのが、その歴史上の人物が自ら書き残したものである場合、もっともよい。おおむね事実に即しているし、その人の心の動き、またそのほかの人の人物評もよくわかる。また、今は廃れてしまった風俗、地名、方言、また世相なども知ることができ、まことに史料の価値は高い。また旅の記述があるため当時の旅についてもよくわかる。
 ただし印刷されて活字になっているだけましだが、全部原文である。まあ、平安時代でないから今の言葉に近いが、旧漢字、漢文の教養がある程度要求される。
 そんなわけであまり読み進まなかったが、そのうち他の本かなにかに目移りして、すっかり忘れていた。でも思い出した今、映画化されることでもありまた読み続けようと思っている。    
 わが吉野川市によく似た人が
 この長井長義と同じに思い出したことがもう一つあった。先月の28日「竜馬伝」が最終回を迎える日、わが町にも維新の英傑がいることを聞き、生家を見学に行き、写真を撮っていたのである。まあ一流の志士というにはちょっと憚りがあるが、このひと暗殺されず長生きしたため、維新の功労者として名誉は存分に受けました、従一位、大臣、伯爵・・・等々、
 その名は「芳川顕正」
 以下、私が撮った写真です。説明板はクリックして大きくすれば説明文が見やすくなります。生家は、吉野川市山川町です。

2 件のコメント:

ワンピースファン ルフィと仲間たち さんのコメント...

長井長義博士の事は、最近知りました。
留学当時の志士たちとの接点があればお知らせ下さい!

映画の方は、通常の映画館では放映されないようですね。
徳島大学とか関連施設で放映され
DVD化して、学校とかに無料配布するようです。
委員会が2007年くらいに発足され企業から1億円の協賛金で撮影されているようです。

財団法人作って
もっと、龍馬や秋山兄弟のように故司馬遼太郎さんのような感性の作家さんに小説にしてもらえれば、もっと徳島のアピールにつながると思います。

芳川顕正氏 と言う方も知りませんでした。
幕末から明治~かけて政府に関連されていたのですね。
もっと、何か敬う形として後世に残す記念館や施設が必要だと思います。

私の育った地元では、賀川豊彦さんの生家がありました。
数年前に、大麻のドイツ館近くに施設が出来ておりますが
形になるのに、故人になってからだいぶ時間が経っています。

このような先人の功績を、県内外にアピールしたほうが絶対いいですね。

てるゆき さんのコメント...

鴨島から、向こうは行った事があまりないので、行ってみたいです。やまさんは、勉強家ですね。体調どうですか?