半日病院
早朝より病院の診察準備。7時前にいったん病院へ行って予約しなければならない。幸い、総合病院だが家より近いので助かる。それからいったん家に帰り、9時前にいく。
早朝予約しても、検査などあるから半日はかかる。
この病院、吉野川のハローワークと50メートルくらいしか離れていない。ほとんど隣。検査や薬、会計など待つ間、3回ハローワークを出たり入ったりする。病院の待合で過ごすよりこちらの方がよい。
こどもの時から病院は大嫌い。あの消毒液と何か得体のしれないものの混じった匂いを嗅ぐと心のなかに暗いものがジワーと広がってくる。
老病死は密接につながり、生きとし生けるものの定めだろうが、できれば老から死へ直接つながりたい。具体的には、いわゆる、ぽっくり逝くというの。老も死も逃れることはできぬが、病は避けることができる。死の寸前まで少なくとも病院のお世話にならずに逝けたらどんなにかいいだろう。
京都あたりは「ぽっくり地蔵さん」がたくさんあり、大往生をねがうお年寄りの信仰が盛んだが、徳島はあるのかしら
来たくない場所で、少し痛い目をし(血管から血抜く)おまけに薬代検査代をふんだくられ、後日、あけてびっくり玉手箱のような結果待ち、とできればなくしたい半日でした。
地蔵信仰
みなさん。だから健康には常に留意して、食べ物、運動、睡眠、ストレス、便通まで、しっかり管理し病気を避けましょうね。
ここで妄想ワープが始まります。じゃあ、江戸の裏長屋に一人住まう天保時代のご隠居の桃山のじいさんはどうなんだろう?捨て扶持で何とか食べてるようだが、独り身で偏屈で頑迷・固陋のじいさん、病だとて誰も看取りはすまい。この時代、薬、医者とてたいしたことあるまい。だいいち、薬代もままならぬはず。
病から一直線に死へ、
でも多くの貧しい庶民の大半はこんなもの。それゆえかこの時代、盛んだったのが地蔵信仰。苦しい時の神頼み。
お地蔵様は俗世間に近い存在の仏様。救いも身近で救済も早い、まあ、救急外来のような仏さん。そのため如来さんや、観音さんは浮世離れしたお衣装を召されていますが、地蔵様は法体(僧侶)姿です。俗塵にまみれて救済を施すためです。
おまけにすぐ行動できるように、立ち姿であるばかりでなく、今にも動き出さんばかりに片足を一歩踏み出しています。まことに、救いのない人々にとってありがたい頼りになる仏さんです。
桃山のじじいさん、最近、とみにこの信仰に凝ってるようです。なるほどと思いますね。
二年前、夜中の大きなうめき声で発病したのが最初。最近他の病気も出たみたいで弱っている様子。出歩くたびに各町内に一つはある地蔵の前でぶつぶつ祈っています。
この仏さんもう一つ重要な特徴をもっています。それは地獄にまで出かけて亡者を救う仏さんなのです。なんと!地獄に落とされた人まで救いの手を差し伸べるのです。
そのため長屋の他の住人達は、
「じいさん、さんざっぱら、悪事を重ね、今頃になって地獄に落ちるのが怖さに、地蔵さんにすがろうって魂胆さ。」などと陰口をたたかれています。
金もない、身寄りもない、その反対に病と小悪は背負えないほど持っている、こんな人でもすがれるありがたい仏さんです。宗旨、宗派も関係なく、どこにでもいらっしゃり、野や山に野ざらしでおわすのが地蔵様なのです。
おねがい、やまさんも救ってください。
2 件のコメント:
検査結果が、良いことを願います。こちらは、今、凄い雷です。明日、郵便局へ年末のバイトを問い合わせてみようと思います。ハローワークで、いい所ありましたか?
鴨島て、町ですね。
病院の検査ご苦労様です。
そうですよね。
病院って独特の雰囲気がありますね。
18才~26歳まで医療関係の仕事をしていましので
病院系は、仕事やお見舞いで行きましたが
待合でじっとしておくと気が滅入りますよね。
出来るだけ手術は避けられるようにして下さい!
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