十三仏
今日地蔵院へ行った。境内の十三仏堂をのぞくと13体の菩薩・如来が祀ってあった。仏教は寛容というかおおらかというか、インドの土着の神々なども仏に取り入れ、多神教の要素が強い宗教である。
ずらっと並んでいるのを見るとなじみのある仏もいれば、あまり聞いたことのない仏もいる。
中央が「大日如来」でその左右それぞれに6体、全部で13体ある。
この中には我々の生まれた年によって決まっている「守り本尊」がいる。守り本尊とは災厄を避け幸福を招くように我々を守る仏さんである。
私は「卯年」生まれだから、守り本尊は「文殊菩薩」である 。下の写真の仏さんがそうであるが、ちょっと怖い。前にどこかのお寺で見た「文殊さま」はもっと優しい顔をしていたように思ったが、
「閻魔大王ににてるなぁ。」
面白いことに一神教であるキリスト教にも守り本尊とよく似た「守護聖人」がいる。ちょっと数えきれないくらいいる。馴染みのところでは狸のジョージ君ならぬ「聖ジョージ」はイングランドの国の守護聖人である。
相似形の守護という意味では日本の旅人の守り神である「道祖神」とあちらの旅人の「聖クリストホロス」がいる。おもしろいのは「盗人の守護聖人」までいることである。
これを見るとキリスト教もかなり多神教の要素が入っている。考えれば、ケルト・ゲルマンの土着の宗教である多神教を生んだ風土の上に広がったキリスト教であるから、古い多神教の影響を受けるのも当たり前ではないだろうか。
『守り本尊一覧』
子年 千手観音 慈悲
丑年・寅年 虚空蔵菩薩 智慧と徳
卯年 文殊菩薩 智慧
辰年・巳年 普賢菩薩 徳
午年 勢至菩薩 慈悲
未年・申年 大日如来 強い智慧
酉年 不動明王 強い智慧
戌年・亥年 阿弥陀如来 強い慈悲
野菊のお化粧
地蔵院の池はほどのよい広さで、散策で一周するのにもってこいである。
ちょうどこの対岸の真ん中あたりで秋の花「野菊」見つけた。
薄紫の可憐な花である。最近は外来種が多い中、大昔から日本の秋の野山を控えめに、つつましやかに飾る美しい花である。霜が降りる初冬過ぎまで秋を通してずっと咲く花である。
さっそく携帯写真に撮った。
ところが!野菊の花の色は上品な「うす~い紫」なのであるが、撮れた写真は白っぽい花弁をした別の花のようであった。
「実物とは違う、自然の色とはかけ離れている。」
「せめて薄い紫の色で写らないものか。」
家へ帰ってパソコンに写真を入れ、それを眺めながら何とかならないものか思案しました。そして写真編集を思いつきました。
恥ずかし話しですが今まで一度も写真編集は使ったことがありません。そのソフトがどこにあるかも知りません。そこで「Windows7の解説」の本を引っ張り出し、読みました。すると編集ソフトは「Windows Live フォトギャラリー」で私のパソコンに入っています。
そして試行錯誤しながら何とか編集しました。
それで皆さんに見てもらいたいのです。下の2枚の写真、どちらが修正したものか?もし皆さんが言い当てられたら、まあ、初心者の第一回目としては成功でしょう。
「ええ~っ!どっちも変わらんわ!」
と思われるのならば失敗です。さあ、さあ、さあ、どっち、どっち?
なお、このようにしたらもっとよくなるとアドバイスしていただけるなら幸甚です。
追伸
去年の訓練校時代、談話室兼茶話室で空き缶代用の花瓶に秋の初めころは「曼珠沙華」、そして秋の終わりころは「野菊」を切り花にして挿してあったの覚えてますか?あれ、私の仕業です。
「え?じぇんじぇん覚えとらんって!ま、そんなもんでしょうな。」
2 件のコメント:
曼珠沙華さしてあったんですか?あったら花粉触って遊んだと思うんですが記憶にございませんです。野菊もですか?毎日あそこに座ってたと思うんですが・・・女性陣の方が美しかったからでしょうか?
写真は携帯ですか、せっかく頂いたデジカメでマクロ(接写)撮影使ってとってみてくださいね、きれいに色が出るかもしれません。概ねAUTOで取ればカメラの癖が出ますが綺麗に撮れると思います。撮影シーンで設定を選べるのがあると思うんですが、花や木々を取るモードがあれば、それに設定すると結構鮮やかに取れますです。(^.^)
そういえばデジカメは使いませんね。頻繁に使うようにして慣れなければと思うのですが、携帯は何時も持ってるし、お手軽だからこちらの方ばかりです。
今日、しんさまにアドバイスいただいたのを機会にチャレンジしてみます。
なんの被写体にしようかな。探さなきゃ(^_^.)
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