2012年1月11日水曜日

わりことした人だけどちょっとうらやまし?


 指名手配犯を17年もかくまい、自分も身分を偽り、稼ぎ、男を養ってきた。その女が出頭して逮捕された。
 事実上、絆の深い「夫婦」といってもいいだろう。愛する夫をかくまう行為、犯罪らしいが、もしその行為が純粋ならば私は裁けない。

 男はほとんど外出せず、女に庇護されていた。親鳥が巣で雛を養育するように。

 なさけないおとこだなぁ~ 。ともみられるが

 歌舞伎で「つっころばし」というキャラがある。弱々しい男であるがおんなが捨てておけない気にさせる、なんか魅力ある男。

 そんな男だったのだろうか。

 いま、あるコメントで「男の顔・・」というのを書いたが、ネットニュースで、その当人の「顔」をみた。

 正面の顔はちょっと???、だが、横顔は、3つ年上の50歳近い女のあるものをくすぐるといわれれば、そうか・・・・・・うん。

 「どうなってもいい。あなたのその横顔が好き!」

 とか言われてみたい。

追伸

 先ほど、この出頭した女性の直前の手記を読みました。罪を犯したこと、世間を偽り、周りに迷惑をかけたことをお詫びする文章でしたが、読んでいて、直截的ではありませんが、一緒に17年暮らした男への愛情がほの見えました。
 なんかちょっとホロリとしました。

 私に文才があれば、人形浄瑠璃、『大晦日連理の雪の別れ』(おおつごもりれんりのゆきのわかれ)と銘打ってお涙ちょうだいの義太夫狂言に仕立て上げるんだけどなぁ。

追伸の追伸

 日本に住んでてよかった。日本は世界で最も犯罪傾向の少ない国なんですね。警察がPRでトランペットやサックスを吹いていても、人情が絡んで、優しい人の多い日本人は、

 「ああ~、悪うございました。お捕まえ下さい。」

 と向こうから自首してくる。
 皮肉でなく、ホントにいい国に住んでると思います。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

このオウム事件の真相というのがいまだによく解らないのですが、ヨガとか瞑想を扱う同業者としては、壊滅的打撃を受けたので大変迷惑でしたね。当時私は、TM瞑想の教師の資格を取るために、オランダのマハリシ・ヴェーダ大学に留学していましたので、阪神大震災やこのオウム事件はほとんど知らずに過ごしていました。帰ってから起業しても商売あがったりで悲惨でしたね。ヨガとか瞑想は本来すごくいいものなのに・・・。最近またヨガブームで、この事件を知らない人たちが盛り返してくれたのに、イカンな~。でもこの人、逆境の中で美人に囲われ時効にもなっているし、二人の将来を考えての決断だったのでしょうね。ある意味うらやましいな~。(^.^)

yamasan さんのコメント...

そうなんですか。本格的に瞑想の修行というか研究されたんですね。まえに「資格」云々といってましたが、大学の裏付けのある資格だったんですね。おみそれしました。

 私も似たような状況があって、仏教をまじめに(私の場合は初歩から)勉強しようと思ったんですが、この「オウム事件」で宗教の勉強・研究の意欲が萎えたことがあります。

 今の若い人は知りませんがこの「オウム真理教」、真摯な宗教ともてはやした人も結構いたんですよ。結局、裏切られましたが。
 後遺症は今も残ってますね。インド哲学やインドの古い仏教の「術語」を引用すると、オウムの影響で「危ないカルト」というイメージで見られる傾向があります。まったく、わやですわ。

 ところでこの二人、執行猶予か何かでまた一緒になり、仲良く暮らせるといいですが、そうなりますかねぇ。