屈託があるとなぜか海が見たくなる。護岸などのない自然の海辺で汽車で行けて便利なところは小神子海岸だ。それでも汽車を降りて半時間ほどは歩かにゃならん。休みながらゆるゆる歩く。
この町の街路樹は今、花が真っ盛りである。「花水木」である。昔しゃあ、こんな花、見かけなかった。それもそのはず、戦後になってメリケンから渡来した街路樹だそうだ。今はたくさん植えられ市のシンボル花となっている。
毬のような八重桜も満開だった。こちらは旧国鉄の廃線沿いに街路樹として植えられている。この赤くて丸々した八重桜を見ていると、大昔、式日にもらった紅白まんじゅうを思い出す。なつかしいあの紅白まんじゅ、食べたい!
小神子の海岸、誰もいない。海岸の岩の上に座りぼんやりと半時間ほどすごす。
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