2022年11月9日水曜日

月食みたよ

  双眼鏡はもちろん望遠鏡ももっていない私は、天王星食観察は無理だろうとはおもったが、それでもなんとか見たいと、家のガラクタ箱をひっくり返したら(前に放り込んであった記憶があった)、ずっと昔、何かの粗品でもらった。折りたたみのオペラグラス(プラスチック製の百均にあるようなざっとしたモノ)があった。それとデジカメをもっての今回の月食観察である。

 夜、図書館に本を返却し、外に出てくると、高校生が何人か、立ち止まり上を見上げている、中にはスマホを掲げている子もいた。


 そちらを見上げると、駅ビルの右上に半分くらい地球の影に入った月が見えている。皆既まではまだ間があるようだ。


 デジカメをブームして撮ってみた。手で撮ったので少しぶれているかもしれない。でも地球の影の曲率(円の曲がり具合)がよく分かる。古代ギリシア人はこれを見て地球は丸いという証拠の一つとした。


 やがて完全皆既となり8時過ぎから、しばらくオペラグラスを向けてみた。拡大されて赤黒い月の表面の模様のようなモノは見えるが、視力のあまり良くない私は月の横にある天王星を残念ながら見ることはできなかった。このとき銭湯の前の露天の喫煙所で観察していたのだが、横に顔なじみのおじさんもいて、空を見上げていたので、天王星食を説明し、オペラグラスを手渡し見てもらったら、その人は、確かに左下に月すれすれに一個の星を確認したそうだ。私は視認できなかったが、そのおじさんが見たモノは天王星である確率が高い。

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