旧暦の8月15日の十五夜は天気が悪く見られなかったので、翌日の「いざよい」(十六夜)月に期待していた。
昨夜がその十六夜、月の出は十五夜より少し遅れる。午後7時過ぎ東の空低く見られるかと探したが、それらしい位置の雲が光っているばかりで月は見えない。
午後8時過ぎ、ようやと、雲の切れ間から、十六夜月が顔を出した。
十六夜とかいて「いざよい」と読む。古語の「いざよふ」(動詞)から来ている。意味は
1 進もうとしてもなかなか進めない。 躊躇 ちゅうちょ する。 ためらう。 2 進まないでとまりがちになる。
月は一日ごとに月の出が50分びゃぁずつ遅くなっていく。十六夜(いざよい)は前日の満月の出の時刻、東の空に出ているはずの月だがまだ出ていない。「なんか、出を渋っているのか、ためらっているのか」ということで「いざよい」の月と名付けたようだ。
ちなみに今日は旧暦の17日、もっと遅くなるので、立ちん坊しながら月を待つので『立待ちの月』
明日の旧暦18日はもっとおそくなるので、「もう立って待っとれんわい、縁側で居て待ってこまそ」つうことで『居待ちの月』
明後日の旧暦19日は、月の出はもっと夜が更けるので、もう「横になって寝て見てこまそ」ちゅことで『臥し待ちの月』となる。
中秋の名月は十五夜ばかりでなく、あとあとまでその名の示すように見て楽しめるよ
2 件のコメント:
いろんなことをご存じで凄いです。
>>テルさんへ
いえ、月見が丘海浜公園へ行けば説明板に書いてあります。先のブログで(9月4日)で取り上げてますよ。
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