昔からプロ野球には興味がなく、当然贔屓のチームもないためテレビの野球中継などは見なかった。しかし最近、大リーグの日本人選手の活躍に興味が出てきてBSテレビの大リーグのダイジェスト番組を見ている。その中でも大谷選手の活躍には注目している。彼が勝利投手になったり、スコ~~ンとホームランをかっ飛ばしたりすると、頗る気持ちがいい。この歳になるまでプロ野球選手の活躍をそのような気持ちで見たことがなかったから、こういうのが、「贔屓」といったり、「ファン」と言ったりするのかな、といまさらながら自問したりしている。
ところで先日、その大谷のいるエンジェルスとヤンキースとの試合をみていてあちらの声援のある面白い特徴に気づいた。まず観客の一人が大声で
「デェェェェ~~~オ」
と叫ぶ、そうすると、それに応えるかのように、全員が声をそろえて
「デェエェ~~~~オ」
と叫んでいる。
これ、聞いたとき遙か大昔に聞いたある歌のフレーズを思い出した。たしか『バナナボート』である。しかしこの一人が音頭をとり、全員が応える声援がその歌に似ているからと言ってその歌から来ているかどうかわからない。早速ネットで調べると、まさにそれ、そのバナナボートから来ていたのだ。この歌の冒頭の、デェェェェ~~~オ、はアメリカ人にかなりインパクトを与えたみたいで、なぜか応援を鼓舞する時に使うのだそうだ。
私が聞いたのは小学校の三年か四年生だったと思うが我々田舎の子供にもかなりのインパクトを与えた歌だった。デェエェ~オ、の叫びもそうだったが、途中の繰り返すフレーズ、痛てて、痛てて、痛てて・・痛てぇよ~(としか聞こえなかった)、も面白く、南国の打楽器伴奏のダイナミックなリズムとともに、子供みんなが気に入ったのである。そしてそのフレーズの真似をした。この歌は外国語で歌われたため全部を真似して歌うことはなく、なんとなく日本語にりそうな特徴的なフレーズを取り上げて、それを切り取って歌った。
ふざけて、痛みを表現するとき、「痛てて、痛てて、痛てて、痛てて、痛ててぇぉ~」と言ったものである。また♪~タンリタ、タリマン、タリリバナナ~♪、も面白いフレーズで、痛てて、ほどは日本語らしくないが、なんか、足りん(お金が足りん、あるいは脳が足りん、に言寄せた意味)にイメージとしてはとった。
このブログを書くにあたって歌詞の原曲を探してみてみると、なんと!これ英語だったんだ。てっきりカリブ海あたりで使われている英語をはじめとした欧州言語と黒人奴隷の言語とが混じり合ったいわゆるクレオール語かな、と思っていた。
痛てて痛てて痛てて・・痛てぇよ~はis a day is a day is a day is a day is a day - oだった。♪~タンリタ、タリマン、タリリバナナ~♪はCome Mister tally man,tally me bananaだった。原曲として文字を見ると、なるほど英語かとは納得はしたが、むかしはそのように聞こえたんだなぁ。
朝だ朝だ
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
朝だ 朝が来た
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
ラムを飲んで一晩中働く
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
朝までバナナを積み込む
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
おいで荷役夫さん バナナを数えて
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
おいで荷役夫さん バナナを数えて
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
ひと房に6本7本8本ある
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
ひと房に6本7本8本ある
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
朝だ朝だ
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
朝だ 朝が来た
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
熟れたバナナのみごとな房だ
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
黒い死のタランチュラがかくれている
朝日が昇る 俺は家に帰りたい
2 件のコメント:
でえ~よ、でええ~よ
荒井さんちの ポリバケツ
と歌ってましたね。
>>カルロスさんへ
お久しぶり、お元気ですか、こちらはしばらくあの病気になり自宅療養10日すごしました。
同年代に少年時代を過ごした人は大体この歌を覚えているもんですね。やはり、意味はわからないがインパクトはあったんですね。また、地域の子供によって替え歌的な変化があるのも面白いですね。
ネットで調べるとオリジナルの歌手のベラフォンテは95才、浜村美智子85才ですがお元気なようです。
コメントを投稿