地質時代の本を見ていたら今から5億数千年前の「カンブリア紀」に派手で多様な生物が急にあらわれたとあった。
「カンブリア爆発」(種の多様性が爆発的に増えたことをいう)と言ってるそうである。ネットの画像で調べるとこんなのがあった。
「アノマロカリス」
三葉虫を獲って食べているところ
「オパビニア」
目が5つもあるのがシュール。5つの目を持つ動物などは今はいない。
「ハルキゲニア」
ムカデやゲジゲジの親戚だろうか
「ウィワクシア」
今のどの生物と親戚になるのか予想もつかない。
「ピカイア」
ほとんどナメクジにみえる。2つ突き出ているのは触覚だろうか。
5億年も昔、こんな奇妙な生き物が海にいたんですね。(当時、陸は死の世界だった。)
こんな多様な種はどうして生まれたのか。
「神が造りたもうたから。」
そういえば一番楽だろう。今でも「種」は神が造ったと信じている人はいる。
しかし、「進化」によって多様な生物種は生まれたという主張を取るなら、大変である。
単細胞が生まれ、それがどのようにして多細胞となり、また上記のような多様な形態を持つように至ったか説明しなければならない。たいへん骨の折れる仕事である。
もしかすると個々の「種」を造るときに神の意志が働いたのではなく、進化の過程でわからないように巧妙に「神の手」が働いたのかもしれない。こう考えると「進化論」と「有神論」はうまく調和できる。
さて上の奇妙な生き物の中に我ら人類の古い古いご先祖様がいらっしゃるのですが、皆さん、どれか指摘できますか。
多分、ほとんどの人は正確に指摘できると思います。
われわれは「ある系統の進化の最先端」にいます。そこから考え、我ら人類につながる系統樹から大きく逸脱しない、言葉を代えれば、「特殊化していない」のがご先祖になります。本能的にわかりますよね。体に「節」のあるような特殊化した生き物は御先祖のはずありませんよね。
というわけで、最後の「ピカイア」がそうです。分類上は「脊索門」に入り脊椎動物、哺乳類はこの仲間です。これとよく似た現生の生き物は「ナメクジウオ」がいます。
「火の鳥」(手塚治虫)を全巻読まれた方は、これによく似た形のナメクジのようなものが知的生物に進化するという「巻」があったの覚えてますか?
この知見(ピカイアの進化)はこの漫画よりずっと後で知られたと思うのですが、手塚さんの先見性には驚嘆します。
さて、やまさんの妄想暴発です。
5億数千万年前、悪意ある宇宙人がやってきて、この「ピカイア」をピカタ(この肉に小麦粉。溶き卵をつけソテーしたもの)にして全部食べてしまいました。
そして、今、地球にはびこる万物の霊長は
「昆虫人間じゃ!」
2 件のコメント:
やまさん手塚治虫にはまってるんですね。昆虫がいないと、人類は生きていけないと、誰かがいってました。人間の悪思念を食べてくれているそうです。昆虫さま様です。ごきぶりを殺すのは止めましょうね、自分達を殺すことになりますから・・・(>_<)(*_*)(((・・;)(^-^)/
さっきふくらはぎを蚊かダニにかまれました。痒くてたまりません。こういう昆虫は憎らしいです。
私が小学校の時、近所に養蚕農家がありました。蚕なんかは昆虫ですけど人に富をもたらすもので当時の人は「お蚕さん」と敬称で呼んでました。
あと女の人の口紅の赤、臙脂で確か昆虫からとったと思います。
それから私は使っていませんが毛生え薬の「カンタリスチンキ」、これはハンミョウという昆虫の一種じゃなかったかな。
また大昔の78回転のSP盤レコードの円盤の素材、これも昆虫の分泌物だと思います。
役立つ昆虫もいますね。
ゴキブリも絞って燃料油がとれないかしらね。
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