2020年8月30日日曜日

20番さんへ行ってきた その1

 徳島駅からバスにゆられて1時間と10分、いつもなら生名のバス停を降りるとすぐに参道入り口だが工事中ということで仮のバス停で降ろされる。参道入り口まで500mくらい歩く。

 ここから車道と別れて、遍路道に入る。ずっと上り坂である(かなり勾配のきついところがある)

 山道(遍路道)で寺までは3kmある。10分も登らないうちに遍路小屋があった。茅葺の遍路小屋だ。めずらしい、ウチの町にも(11番さんがある)遍路小屋はあるが、トタンの屋根だ。木製の卓が3つあり、寝袋を持っているとお遍路さんが3人くらい泊まれる。

 かなり勾配のきついところがあるが、休みながらゆっくり登ってたので急坂に難儀はしなかった。しかし薄暗い森の中、やぶ蚊、アブ、そのほか羽虫類が体のまわりにワンワンとまといついて困った。虫よけシュプレーはつけておいたが、それをものともしないで寄ってくる。手で払うと何匹も手に当たる。

 ちょうど真ん中ごろまで登ったところに「お水大師」がある。

 この大師の下の岩屋から冷たい清水が流れ出している。

 暑さと急坂のため歩行は全然はかどらない。水分補給には凍らせたペットボトルの茶とスポツドリンクなど3本持ってきたが、すでに一本空になった。寺まであと1kmくらいのところから、100m登るごとに汗を拭くために休息をとらねばならぬほど、体が火照り、噴き出る汗でべとべとになる。
 休み休み登ったので山門に着いたのはバス停を出発して2時間が過ぎていた。山門に大きな額がかかっている「霊鷲山」(りょうじゅせん)と読む。

 山門には仁王像がいらっしゃるが、寺伝ではかの有名な(鎌倉時代の仏師で中高の歴史の本には必ず載っている)運慶の作であるという。(ホントかな?
 阿形の仁王様

 吽形の仁王様

 寺域には樹齢千年に近いのではないだろうか杉の巨木が何本もある。境内の杉の巨木から山門を望む。

 石段を登ったところにあるのが本堂である。石段の向こうに本堂が見えている。右上のほうに見えているのは三重の塔(多宝塔)

 石段を上る前に、左を見ると不動堂、それと続きの棟に大師堂がある。前にお賓頭盧様がいらっしゃるがそこが不動堂(右上に額が少し見えている)、ここでは御祈祷のためお護摩が焚かれる。あけ放たれた座敷の奥が大師堂に続いている。

 大師堂を正面から見たところ。

 不動堂、大師堂をお参りして、石段を登り本堂へ向かう。下が本堂、御本尊は地藏菩薩さま、本堂前の一対の鶴がこのお寺の特色である。鶴林寺の名にちなむものであろう。

 多宝塔(三重の塔)もある。本堂前から撮った多宝塔

 今朝6時半出発、帰ったのは午後5時過ぎなので、まだ整理もできておらず、残りの写真や動画などは編集してお目にかけたいと思います。お寺の様子や参拝の詳細については次のブログで書こうと思っております。  

 続きは次回ブログで 

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