川島駅の待合室のベンチの下に猫駅長の寝床がある。のぞくと顔を上向きにしてピクリとも動かず横になっている。
「まさか、死んでいるのでは?」
不安になり、指でチョンチョンと突っつくと体を延ばし、あくびをした。
「ああ、よかった。」
えっとぶりだから写真か動画に撮ろうと携帯を出していると、どこからか小ぶりの黒猫がこの駅長猫のところへやってきた。
少し大きくなった子猫のようだ。数か月前に子を産んでいるから、大きくなって当然だ。
私が見ているためかかばうように後ろに隠し、ペロペロ舐めてやっている。
周りを見回したがこの黒い子猫以外に子猫はいないようだ。他はどうしたのだろう。
なめおわると子猫は母猫の腹に顔をうずめて一緒に横になった。まだ授乳しているのだろうか。
ベンチの下の薄汚い寝床で子猫に授乳している姿を見ると、なんか哀れになってくる。
多くの子猫を生んだのだろうがもしかすると生き残ったのはこれ一匹かもしれない。これからもノラ猫生活がつづくだろう、駅に来る人の好意でエサは足りているが、未来は不安だ。
「この母子の運命、どうなるのだろう。」
しかし、この母子猫を見ていると屈託がない。健康保険や介護保険、いざとなりゃあ生活保護がある人様よりずっと幸せそうな顔をしてるのはなぜだ!
2 件のコメント:
猫にとって環境はどうでもよく、マイペースで自己中心なのが猫そのものの様に感じます。決して人におっべっかを使わず、義理人情もない。犬はその点、人に従順で、仕えるタイプですよね。例外はありますが・・・。猫を見てると、他人に気を使いすぎている人間が虚しく思えます。(^o^)?
ということは、しんさまは猫好きの猫派ですか。
猫って多くの文化圏ではマイナーな生き物なんですけど、日本人は猫を神さんとしてたたえたりしますね。
文化の森の猫神さんは入試シーズンになると盛況ですね。
「招き猫」も福を呼ぶ生き物ですが、外国に土産に持っていけばたいてい不気味がられるそうですから、縁起もんで猫なんていうのは日本だけかも。
コメントを投稿