喫煙できる人に対してはうらやましいとは思わないが、酒を程よくのみ、少し酩酊、いわゆるほろ酔いになれる人に対してはうらやましいと思う。というのも私は体質的にアルコールに弱いようで、昔からずっと変わっていない。なんか、体内にアルコル分解酵素だったかアセトアルデヒド分解酵素だったかが無いか、非常に少なく、私の場合、ほろ酔いで気分がよくなる前に、頭痛で気分が悪くなる。
初めて大学のコンパで酒を飲まされたときは、嘔吐して、その後「じんましん」が体にビッシリでて数日間、痒くて掻きさがし、最後は掻きすぎて、血が出てかさぶたになり大変でした。
その後、ちょっとは慣れたみたいでしたが、すぐ悪酔いするのは変わらず、14%の日本酒換算で1合(180ml)位が精いっぱいでした。
今は年寄ってもっと弱くなっています。
酒に弱くて、悪酔いするくせに、なぜ、飲める人を羨ましく思うのか。私だって酒を飲んだら全く猶予なくすぐ悪酔いするわけではありません。180mlのコップをちびちび飲み始め、半分過ぎたあたりから、
酩酊になり、浮いたような、なんかコセコセしたことはどうでもいいような、そして原因もないのに楽しいような、何とも言えない気持ちになります。急に陽気になって鼻歌が出たり、また逆にむやみやたらと悲壮感に浸かって、悲劇のヒーローのような詩的気分になったりします。
しかし、そのあわいは短く、すぐ頭痛がし、気分が悪くなります。
だから、酩酊状態を続けられ、頭痛もなく、気分も悪くならない「程よく飲める人」が羨ましいのです。
ここ数日は病気やら何やらで気分がずいぶんふさぎました。後で頭痛覚悟で、あの酩酊状態の気分の良さが忘れられず、今夜も入れて3日間続けて飲んでおります。
とはいえ、体質的のこともあり、最も合う酒である「ハイボール」8%を180mlちびちび、それも酩酊になった時点で、捨てますから、体に入るのは130~150mlくらいでしょうか。
今夜もハイボール、飲んでます。3日間も続けるのはめづらしいです。
「それだけ落ち込みが激しいのかなあ。」
ふるい演歌の歌じゃないけれども
「酒は涙か溜息か、心の憂さの捨て所」
あすは、また頭痛か・・・・・
2 件のコメント:
やまさんも結構酒弱いんですね。私も弱く、すぐには頭痛にはならないんですが、帰ってからくらいに痛くなり「ああ、飲むんでなかった}っていう感じですね。ホロ酔い、酩酊もいいですが、あれくらいのハイな気分は瞑想のほうが簡単に短時間で達成できるので、いかがなものかなといつも思います。
以前、呉服屋に勤めていたときは、週二日のペースでのみに行っていたときがありましたが、だんだん慣れてきて酔わなくなってきたのはすごかったです。
猫ってみてたら面白いですね。いつも酔っ払っているか瞑想してるか、大した動物だと思います。
マタタビを舐めさせたらもう一段すごいことになります。
瞑想・酔生夢死、いいですよね。
中世の歌謡集(15世紀)の私の好きな歌です。
なにごともかごとも、夢や水の泡
くすむ人には(まじめ人間)みられぬ、夢の世を、
くすんでなにしょうぞ、一期は(人生)は夢よ、
ただ、狂へ。
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