こう暑くなっちゃあ、食べたいものは限定されてくる。暑~い真昼の飯は徳島で一番安いといわれる198円の「冷やしうどんと助六寿司」のセットがお得で、最近こればかり続いている。
なにせ百円コインを2つ握りしめてスウパに行けば、これと割り箸と2円のおつりをくれる。おいしいしやすいしやめられなくなる。
家の冷蔵庫の奥に眠るこぶし大の「生姜」を少し切りとりすりおろせば、昼の用意は出来上がり。
しかし、いくらものぐさ爺の貧乏垂れやまさんでも、こんな食事が続けばよくないことはわかっている。
「ビタミンを摂らにゃ。いけん」
ビタミンを摂るのにいちばん手っ取り早いのは「果物類」である。林檎、あるいはグレプフルツなどが一個売りで山積みされているから買っていたが、いつ取れたモノやら真夏の林檎は全くおいしくない。またグレプフルツは南アフリカ産で地球を半周回ってきていて、防腐剤べたべたでビタミンよりこっちが恐ろしい。
果物は地元でとれた旬のものが一番いい。おいしいし、新鮮だから栄養も豊富で、あやしげな化学薬品の心配も比較的少ない。
真夏の旬の果物といえば、トマト(野菜に含まれそうだが丸ごと食べられて甘くおいしいから私はあえて「真夏の果実」に含める。)、桃、西瓜、葡萄などがある。
この中でトマトは特に栄養が豊富でお値段もそう高くもなく、私のお好みの果実である。昔から
「トマトが赤くなると、医者が青くなる。」
といわれるほどの健康的な食品である。ただ最近はブチトマトと称する小さく真っ赤のものが多く出回っているようだが、これは工場で生産されるもので、私はあまり好きでない。
やはりこの近所でとれた太陽の申し子のようなところどころにちょっと青味の残っている大ぶりの不細工なトマトがよろしい。
のどが渇いた時などには西瓜が欲しいと思う今日この頃であるが、西瓜は高すぎて手が出ない。薄く半月状に切った西瓜でも300~400円以上する。
西瓜に比べるとまだ今が旬の水分たっぷりの甘い「桃」の方が安く手に入る。
うちの家から真北、吉野川を渡り、讃岐の山越えの手前に「御所」という地域があるが、ここは南向きの扇状地で果樹栽培に適した土地である。ここまで買いに行くと安く新鮮な果実が手に入る。この間は大きな桃を買ったが、今日は赤ちゃんの頭ほどある
「真桑瓜」(金瓜)を買った。
メロンほど「どびつこい甘さ」はなく、瓜独特の味と程よい甘味のコンビネーションが私は好きである。メロンの果肉より少し硬く、ショリショリした歯触りで水分たっぷりで冷蔵庫で冷やしていただけば西瓜以上に
「あ~、やってきました日本の夏が。」
と食感を楽しめます。
2 件のコメント:
この瓜120円ですか。しんじられへんです。明日の朝帰りに東新町の****屋か、中州の朝市に行って確認してみます。トマトはこの前二葉スーパーで買いましたが、まるでレモンでした。完熟って書いてあったのにな~ 。私がぼやくと、妻は「すっばく完熟しているって言う意味とちがう」と言って、なぐさめてくれました。最近甘くて美味しいトマトに巡りあったことがありません。やっぱり、この世は終わりかもしれません。
そうだ、しんさまは妹・背と呼ばれる一体の夫婦なんだ。栄養は野菜、果物のバランスも考えて奥様がちゃんとしてくれるんだ。
食べ物の不摂生が祟る私は長生きできそうもないですわ。野菜果物をたっぷりとるのは長寿の秘訣だからね。
好みかなあ~、私は何でも少し酸っぱいのが好きです。その方がビタミンCがありそうな気がして。
春、野菜が高い時、川島の山に分け入って「すかんぽ」(イタドリ)を取ってガジガジ齧りました。とても酸っぱいけどビタミン補給です。
トマト、文字から推察できるように日本本来の果実ではありません。たぶん、ほれ、一時ブログで取り上げた、マヤ、アステカあたりでしょう。
誤解してイタリア、スペインが原産地のような気がしますが。
それに比べると「瓜」は古くからある果実、瓜にちなんだ故事成語や諺があります。
「瓜の蔓に茄子はならない。」
「瓜田に靴を入れず、李下に冠を正さず」
また、欲深の瓜売りと仙人のおじいさんの話、知ってますか?
瓜の蔓に「イノシシ」がなるのを知ってますか?これを「ウリ坊」といいます。
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