独居老人であるワイ、生来のものぐさであったのに、気・体も衰えたジジイになってよりものぐさになった。お片付けもしんどくなって、ほったらかし。家がゴミ屋敷になるのはいいとしても、なんぞエサはあさらにゃ命に係わる。去年くらいまでは朝メシをつくっていたが、それもしんどくなって、朝は手間のかからない買い食いか店屋物である。
バァガのファストフド店、某牛丼屋の朝定食などへ行くか、朝メシになるような出来合いの食品をスゥパで買って食べている。それでよくお世話になっているのがスゥパのイートインコゥナである。ワイがよく行くイートインコゥナのある某スゥパはうれしいことに24時間営業である。ただし、イートインコゥナは深夜12時から6時までは使用禁止となっている。今朝も朝7時過ぎにイートインコゥナでかけてサンドゥウィッチを買い、備え付けのドリップコーヒメェカでコーヒを落としそれで朝食を済ませた。
午前6~7時ころ行くと常連のジイやんやバァやんが何人もいる。まぁ、ワイと同じような独居老人かな、と思うが、フーテンの寅さん風に言えば「そうかそうか、意地の悪い嫁や息子に冷たくされて居場所がなくてここへきたのか」のセリフのように、家に居り辛いジイやんバァやんもいるかもしれない。このように書くとなんだか侘しげぇなイートインコゥナに見えそうだが、元気そうなジジババが何人もあつまってワイワイガヤガヤやっているので、そんなことはない。またこのスゥパの方針だろうか、3人もいる掃除係りのジイやんバァやんがせっせと朝から掃除しているので、イートインコゥナは隅々まで清潔である。もちろんトイレもきれいである。イートインコゥナで朝食をとる人ら、せいぜい500円びゃぁのモノしか買わんのになぁ。全くよぉ~できたスゥパやわ、儲けを度外視して老人社会福祉の一環に貢献してる。表彰されてもエエんとちゃうか。
先日、ここでサンドゥウィッチとコーヒの朝食をとっていると、隣の机に突っ伏してグウスカ寝ていたジイやんが(この人も常連はん)、ムクッと突然起き上がりワイの方を向いて、「すまんけどなぁ、セコぅてたまらんから、救急車よんでくれへんで」というのである。唐突なのでちょっと驚いた。救急車を呼んでくれと言いうのだからかなり苦しいのだろうし切迫しているのだろう。直接ワイの携帯から連絡することも考えたが、スゥパのイートインコゥナであることも考慮して、すぐスタッフの方を探し、スゥパから連絡してもらうことにした。店長らしき人がその人に問いかけ、救急搬送を依頼し、10分ほどで救急車は到着した。そのじいやんをストレッチャーに載せ救急車に乗せたがそこから救急車はなかなか出発しない。ワイがそのスゥパを出る頃になってもまだ停まっていた。もう乗り込んで15分は経っているだろう。一体どうしたのだろう。
翌朝、そのスゥパのイートインコゥナに行くと、なんと!そのジイやん、昨日と同じ机に突っ伏して寝ていた。
2 件のコメント:
リッチですね。イートインですか?またお会いしてください
テルさん、イートインコーナで朝食をボソボソ喰ってるジジイでリッチな人などいませんよ、家族のいないプァーなご老人ですよ
そうですね、会ってお互い近況を話したいですね。今年も無事に生きたとか・・
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