昨日おまいりした上板町佐藤塚の大師堂は単体の大師堂である。大師堂といえば最近では四国遍路の隆盛もあり、八十八ヶ寺の本堂とともにかならず付随している大師堂を思い浮かべるが、単体の大師堂もある、以前のブログでも紹介したとおりである。大師堂はその本尊として弘法大師をお祀りしている。他の仏様も一緒にお祀りしていてもそれは脇仏となる。中世そして近世にわたり弘法大師信仰は広く庶民のあいだにひろがった、とくに四国では弘法大師のふるさとでもあり、また最も重要な修行地がここに存在したこともあり、大師信仰はさかんであり、大師堂は多く存在する。現在でも地元の人の信仰を集めている(高齢者が多く、今後の維持に懸念はあるが)
上板町佐藤塚の大師堂は吉野川の六条橋を渡って土手を降りたすぐそこにある。我が家からは遠い。しかし鉄道もなく、バスの便も悪いので自宅から自転車で向かう。自転車で行くには大変な危険を伴うのが六条の橋である。狭いが自動車の交通量はすこぶる多い。人が一人やっと通れるほどの側道幅しかなく、自転車で渡るにはかなり怖い(命知らずの若者やクソ度胸のある人は通るが)。そのため六条の橋の手前にある給食センターに自転車を置いて歩いて怖々わたる(大型トラックが紙一重で通るが風圧がすごい)。
何人もの犠牲者をだし、やっとのことで自転車道兼舗道をつくる決断をしたようだ。下のように橋の横は舗道を支える鉄骨が作られている。真ん中までわたって下を覗くと足場が作られていて若い鳶職のあんちゃんがいる。ワイが下に向かって「いつごろできるんぇ~?」と聞くと、かなり先だという。数年もしかすると5年かかるかも、あんちゃんも詳しいことはしらないようだ。
渡り切ったところの土手を右へ少しいくと橋も全然無かった江戸時代の渡し場「六条の渡し」の碑がある。
そこの土手を降りたところに大師堂がある。瓦葺きのけっこう立派な大師堂である。
拝礼場所の横にはお不動さん、光明真言碑、青面金剛さん(庚申さん)の石仏があった。新しいお不動さん以外は風化が進んでいて崩れて文字や文様がわからない部分がある。
内部は六畳ほどの畳が敷いてあり、前に大きなお大師さまの尊像があった。左手は念珠を握り、右手は五鈷杵を握っているはずだが五鈷杵はないようだ。
動画
3 件のコメント:
やまさんは信仰心が深いですね。僕には真似できないです。歩道が速くできればいいですが、徳島ではなかなか難しいかもしれません。先日 母と自転車を見にお店に行きましたが、電動自転車高くてびっくりしました。 試乗したところ母は上手く乗れず、自転車買うのをやめましたが
>>テルさんへ
まだお母さん車に乗っておられるのでしょう、将来免許返納したりするときに代替の足の一つとして電動自転車を考えればどうでしょう。電動自転車は確かに高いです。安いのは電池容量が少ないから結局損ですよ。
親は湾曲症で、腰が痛く歩けないので 市からバスの無料乗車証を頂けるのでバスを使うしかないと思いますが
これからは若い人が少ないので、大変な時代です。年金もないので僕は60歳 あと4年生きれはいいです。yamasannも、腰を痛めないようお気をつけください。
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