この辺りは北緯34度くらいの緯度である。たしか赤道は冬至だろうが夏至だろうが昼の長さは変わらないようにきいた。低緯度ほど冬至の昼の短さは影響を受けにくい。しかしこのあたりでも12月に入っては午後4時ともなると太陽はほぼ西の山でに隠れて見えなくなるし、正午ごろの影は長く伸びている。日の光も弱くなっているなと感じる。昨日はうす曇りで日もあまり射さなかったから、この徳島でも冬至らしく一日中黄昏のような雰囲気だった。
昨日は銭湯、浴場はゆず湯にしているところが多い。夜、蔵本の銭湯にゆず湯目当てに行く。脱衣場から浴場に入ると、かすかにゆずの香りがする。テレビなどで大浴場のゆず湯を見ると、橙色のゆずがプカリプカリとたくさん浮かんでいる映像を見るが、この銭湯の湯船をみたところ浮かんでいるユズはない。湯船につかってみると下のほうに大きな網袋に入ったゆずが沈んでいる。銭湯の主人に聞くと、銭湯の湯船はお湯の循環装置があるので、個々のユズが浮かんでいると、どうしてもお客さんがそのユズを触ったりするからつぶれる。結果、果肉が湯に漏れ出たり特に種などが湯に出ると、循環装置が詰まるそうである。だからこのように目の細かい網袋にたくさんのユズを入れているのだそうだ。でもユズの香、で十分ユズ湯を堪能できた。
銭湯で時々話をするSさんにもあったので、前のブログに出てきた「快神社」について聞いた。彼の家の近所らしく神社の存在はよく知っていたが、なんのご利益があるか、どのような性格の神社かはしらないといってた。ただ近くの家を氏子と思っているのか、Sさんの家に先代の宮司さんの時は初穂料というかお日待ち料を集めに来たことがあると言っていた。最近はそれもなくなったそうである。むしろ御祭神が猿田彦さんであることなどはワイのほうがよく知っていた。前のブログで推測したように男女和合の神ちゃぁうで?ときいたがそれもよくしらないようだったが、先代の宮司さんはいろいろな神事というか宗教活動をやっているひとだった、と言っていた。
もしかするとこの神社、わりと近年(といっても明治大正昭和前期)にできたんじゃないだろうか。穴吹にラッキー宮殿(幸運神社とも一般には言っている)というのがある。近年できたものである。なぜラッキー~幸運神社かというと、穴吹の郵便番号が777だからだそうである。ダジャレのようだが、何事も信じることから神は始まる。快神社の「快」もわりと新しく考えられたある信心の「概念」のような気がする。
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