2021年9月11日土曜日

寅さぁ~~~ん、あなたが夢見た場所に行ってきましたよ

  今日のブログはまず10年前の私のこのブログ(ここクリック)読んでから以下ご覧ください。


 空前の映画シリーズとなった「男はつらいよ」は1969年~1996年まで48作を数えた。寅さんは旅を渡世とするテキヤであるため48作の映画は全国津々浦々を舞台としていた。日本の都道府県は47ある。映画は48作だから、すべて網羅しているのだろうと思っていたが、行っていない県が若干ある。「高知県」「富山県」「埼玉県」の3県である。実はもし渥美清さんが亡くならなければこの3県がロケ地として候補に挙がっていたそうである。

 10年前の私のブログを読んでくだされば徳島の島田島スカイラインの四方見展望所がロケ地となっているのがわかると思います。この風光明媚な場所で26作目のエンディングのシーンが撮られました。これが封切られたのは昭和55年で当時から寅さんの大ファンになっていた私は映画館に見に行きました(あぁ、この時ワイはまだ青年といっていい29歳でした)。映画を見るまではこの26作目にまさか徳島のロケ地が出てくるとは思っていませんでした。この映画の主舞台は北海道奥尻島と東京だったからです。しかしエンディングで思いがけなく鳴門公園の四方見展望所が出てきたのには驚きとともに大変うれしかったのを覚えています。「寅さん、徳島にも来ていたんだ!」

 この徳島ロケ地のブログを書いて10年過ぎた昨日、何気に図書館の寅さん関係の本を見ていると、なんと、上記の場所以外にも徳島にロケ地があったのを知りました。その場所は鳴門市大津町にある「厳島神社」の境内でした。さっそく今日、行ってきました。

 この神社境内のシーンは、必ず(どのシリーズにも)ある冒頭の「夢見」から目覚め甘い夢からハッと現実に帰る場所でした。

 甘い夢から目覚めたところ


 立ち上がって背伸びをしながらあくびをするところ


 この撮影から41年たった今日の厳島神社


 境内の植生は大きく変わり松が亡くなっている。また境内と川の間の境は護岸コンクリートが施されている。寄付者の名を描いた石柱も動かされているが、五角形の石柱「地神塚」は昔の位置のままである。また川向こうの街並みも41年たち、ほぼ建て替えられている。

 厳島神社動画

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