午後、こんな田舎でも猛暑、アスハルトの上を歩いていると暑さでボォ~とし、足がもつれる、こりゃ、危ない!影に入ってボトルの水を飲み、頭を扇子であおいで冷やす。
この暑さ、例年になくワイの体にこたえるのは、マスクのせい。熱中症寸前なのにマスクなんどしとうはなぃ!確かに厚生省のお達しでも、熱中症の危険がある時は、距離をとって、マスクは外してもよいとはいう。しかし駅の歩道を歩いている人を見てもノーマスクはまずいない。みんな我慢強いのか、いやいや、なんとはなくの「マスクせなあきひんちゅう同調圧力」が働いているのとちゃうやろか。室内、汽車の車内ではたとえ距離をとってもノーマスクなんどできる雰囲気じゃない。
日本は欧米と違って強権的な法律でノーマスクを取り締まっているわけではない。あくまでお願いである。それでも欧米人よりずっと守る率は高い。欧米なら権力と法で取り締まっているから、「もう、やめれや!」と抗議もできる。が日本はそんな強権的に命令する実態(政府、市、法律)がないから、「そろそろマスクやめまへんか」と誰に向かって言ったらよいかわからない。天か、はたまた世の空気か、に向かって言いたい。
「もぉ~、おこらえなしてぇ~!」
そうはいってもやっぱ、マスクはなんとなくしている。しかし周りを見るとずいぶんマスクのつけ方がルーズになってきている。やはりお年寄りに多い。一番多いのは
鼻だしマスク、鼻を出すだけでもずいぶん楽になる
顎マスク、こりゃぁ、もうほとんどしていないのも同じ、ただ飲料水を飲むときはこのようにする人がいて、飲み終わったらマスクを上げる。ワイなんかは列車の中で手にペットボトルをもって、いかにも今、飲みモン飲んでるからしばらくこらえてね、っちゅうフリでこの顎マスクを長時間つづけている。そんな姑息な言い訳態度までとってもマスクせなあきひんのが情けない。
鼠小僧マスク、こんな格好のマスクは極めて珍しいが、このあいだ、小松島の海岸通りでスケボーをしていた若い子が、おそらく奇をてらってか、こんなひょうきんな鼻だけマスク(二重に折り返したマスク)をしていて、思わず見て笑ってしまった。「マスクせなあきひんちゅう」世の風潮に対する風刺のきいた洒落としてこんな格好しているならなかなか見所のあるガキだが。
良い子の正しいマスク
昔ね、ワイが10歳くらいの頃かな、白黒テレビでSFっぽい活劇があった(ナショナルキッドだの月光仮面だの)、大昔なのでそのどれだったか忘れたが、その中に宇宙人の憎っくき悪役がいた。茶瓶頭でなぜか床屋さんの制服みたいのきて顔の半分以上を覆い隠すデカマスクをしている。そして宇宙語をしゃべるが意味不明の「ケタケタケタケタ・・」そしてぎこちないちょこまかした動きをする、そうそう額の真ん中には仏さんみたいな黒子が一つポツンとあった。いったい何のドラマでなんちゅう宇宙人だったか、いろいろ思いつくキーワードを入れてネットで検索してもわからなかった。誰かこの宇宙人ご存知の方いませんか?60年たって今マスクに苦しめられる毎日、もしや銀河をこえてやって来たこのマスク星人が「悪さ」をしているんじゃないだろうか。
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