王子神社の近くには、毘沙門さんの社があった。毘沙門さんをお祀りするところは少ないのでめずらしい。
吉野川の潜水橋を渡る。渡った土手から北方をみると大山寺の山が見える。ふもとまで自転車で行ってそこからは歩いての参拝だ。
上板・神宅の大山参道登り口、いくつもの石仏、供養塔が並んでいる。ここから少し行ったところで自転車を置いて歩き始める。
車道と遍路道の分岐点、上りは遍路道を行くと決めてあったので右の道を行く。
こんな道がずっと続いている。
遍路道の両側にはこのような木苺の実がたくさんなっている。一粒つまんで口にいれる。甘酸っぱい野生のイチゴの味がした。もし道々、採りながら歩けば木苺ジャムができるくらいたくさん採れるだろう。
途中、こんな新しい休憩所もある。
あと10日余りで正月なのにまだ黄葉が残っている。
杉の巨木が見えてきたらようやく大山寺の山門だ。
古い山門なので屋根瓦は修理中でシートが被せてある。山門前では矜羯羅童子(こんがら)がお出迎えしてくれる。
山門の仁王様もかなり傷んでいる。
そこからかなり長い石段を上る。
門のようになっている鐘楼をくぐると、三十六不動霊場の幟が左右にはためいている。
そして短い石段を上ると本堂前の境内だ。本堂には千手観音様がいらっしゃるので観音経をあげてお参りする。
不動尊の前には焦げた木材が井桁に組んである。ここで盛大に火を燃やし柴燈護摩(さいとうごま)をするのだろう。不動尊のまえで聖不動経をあげる。
大山寺といえば毎年一月にある「力持ち大会」が有名だ。境内の隅にその塑像がある。写真、右側。
帰りは車道をあるいて下りる。先の大山寺登り口まで往復4時間20分かかっていた。
境内の動画、境内の銀杏の大木はすっかり葉を落としていた。
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