2011年3月20日日曜日

怒りが

 すんでのところで騙されるところだった。皆さんよく聞いてくださいよ。今回の原子力発電所の地震津波被害。学者などは
 「想定外の地震・津波だった。」
 と言っています。わたしもTVで何度も聞きました。暗に
 「そんな想定外の大地震・津波が来たんだから不可抗力に近い。」
 と言ってるように聞こえました。
 私も仕方ないところがあるなあ。と思い。これからも原子力発電に頼らなければならないとの考えに傾いていました。

 ところが、これが想定外ではなかったのです。インターネットという便利なツールを手に入れたやまさん、いろいろウエブで調べました。すると日本の年号で貞観11年5月26日、西暦869年に大地震それに伴う大津波が起こっているのです。この時は仙台平野の大部分が水没したと記録に残り、地質的な調査と合わせ、今回の大地震・津波と比べてもまさるとも劣らないものであったということがわかりました。学術的に(文献だけでなく地質的にも)研究されていて信用できる情報とみていいと思います。
 なんなら、みなさん、「貞観 地震 津波」のキーワード検索してみてください。
 今回以上のが確実に、歴史時代(平安時代)あったのです。

 これが起こっているのに、今回の地震は決して想定外とは言いません。

 私は原発事故に関し、強い疑惑が湧いてきました。
 
 「原発を設計する時、想定震度予測は当然地震学者など専門家を入れてやるんだけど、もしかして曲学阿世の学者、原発建設にはじめからのイエスマンの御用学者でのみ構成されていたのではないだろうか」

 福島原発はマグニチュードの想定が7,9と言われています。貞観の地震は今回以上だから9より小さいはずはありません。
 昔確実に大きな規模の地震があったのにこんなに小さく見積もって、「想定外」!それはないだろう。

 コストを安く、地域住民を安心させるため、あえてこの貞観地震を無視したのなら、許せません。原発政策そのものも全く信用できない。
 1150年も前の地震だから数千年に一回の地震で、まさか今起こるとは
 「想定外」です。という人がいるかもしれません。
 しかし、現に起こった今、その言い訳は絶対通用しません。

 このことはうやむやにせず、必ず検証してほしいと思います。もし原発建設に都合の良いように過去の地震が無視されるなら、原発は不便でもきっぱりやめるべきです。
 原発をやめる不都合よりチェルノブイリが日本に現出することの方がもっと恐ろしいからです。

2 件のコメント:

てるゆき さんのコメント...

原発は、原発地域の人が犠牲になり、他の地域の人が、安定的な電気を使うことができています。

自分も含めて日頃、我欲を抑える必要がありますね。

原発って、すごい利権が絡みってます。

Unknown さんのコメント...

原発の耐震基準はM8程度っていうのは、震災当日のニュースに出ていた大学の教授の方が言っていました。その人は「確率は低いが連動型を想定してM9弱は考えたほうがいいいと再三問題提起してきたが、無視され続けました」とぼやいてました。また、原発は結構コストが高いみたいです。年間稼働率が低く(75日は点検)リスクは高い。今日本中の原発をすべて止めても何とかなるといっている人もいます。
29%減ですが、消費量を1985年のレベルにすればOKとか・・・。とりあえず今後は自然エネルギーの有効利用と節電と効率化を徹底的に進める!最新のIT技術を駆使して効率的に消費電力を管理するスマートグリッド(次世代送電システム)が適用されていくと思います。