2011年3月24日木曜日

ニュースキャスター

 最近のニュースショーというかニュースバラェティー番組、鼻についてしょうがない。まあ、個人の好き嫌いの問題かもしれないので、そのつもりでお読みください。

 芸能ネタや、「最近の政治家はなっとらん!」というような政治ネタ、三面記事のおもしろおかしげいな脚色ネタ、などはどうぞ御随意に、で別にかまわないんですけど、今回の大震災をこれらのニュースショーで見ていると
 当然というか、いつもの同じキャスター、コメンテーターでやっている。同じ顔、同じ喋り、おなじような切り口、説教口調、大震災の2~3日あとくらいまでは自粛のつもりか重々しかった態度もやがていつものように自分を高みにおいて言いたい放題。

 特に(これは私の独断偏見ですから)朝のニュースショーのMM氏、夜のニュースショーのF氏の震災に対する報道姿勢が気になっております。まあ、賢い方々ですから批判されるようなへまはしでかすわけもなく、とてもソフトにそつなくやっておられて、歌舞伎の大立役の研究でもなさっているのかご婦人方の受けが良いようです。型にはまった決め台詞もお上手です。
 しかし、私はなぜか鼻につくんですよね。

 震災後しばらくはいろいろな局のニュース姿勢、報道の違いを見るためどのチャンネルも見たんですけど、鼻につきだしてからはその番組は見なくなりました。
 大震災のような報道は、感情や司会者のコメントなんかいれずに淡々と客観的な報道をしてくれるのが一番受け入れられます。

 ニュースショーはもういいや。キャスター、コメンテーターの言葉なんか聞きたくない。と思っていました。

 しかし、ちょっと見直したニュースショー仕立ての番組がありました。

 NHKの「あさイチ」です。
 抑制されたキャスターの態度、それでいて、被害者の苦しみ、悲しみはひしひしと伝わってきます。中でもうつむき加減に深刻に聞いている素人キャスターに大変感心しました。まだ若い男の人です。でしゃばらず本職のアナウンサーの邪魔にならず、私から見ているとあまりにも引っ込み過ぎてもどかしささえ感じます。そして震災の報道をしているときとてもつらそうな表情をしています。

 わたしから言わせれば震災報道ニュースショーのキャスターではこの人がぴか一です。キャスターとして下手かもしれませんが、心理的にとても癒されます。不幸な人々がたくさんいるとき、こんなにつらそうにしてくれるキャスターが鼻につくことなく自然に受け入れられます。さすがNHK、この人どこから引っ張ってきたんだろう。
左がその素人キャスターです。 

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

V6の井ノ原じゃん。この人普段は笑い顔なんで、特に震災後は気を使っているんでしょうね。
私も震災後の報道で笑いながらしゃべる人を見ると不謹慎だな~と思っていました。特に大学教授とか〇〇専門家という人たちは、しゃべりだすと軽い口調で笑いながら話すんですよね。全員ではないですが初日4人中3人がそうでした。普段からの癖だと思いますが・・・。その点さすがにアナウンサーは終始深刻な顔ですが、たまに男性で笑みを浮かべる若手はいました。女子アナは感性豊かなせいか全員深刻な表情を崩す人はいませんでしたね、関心しました。
不謹慎語録No.1津波専門家の場合:アナウンサー「先生、津波の発生メカニズムを教えてください。」専門家「津波はマグニチュード6以上が起こってくれないと、発生しないんですが・・・。」---起こってほしいような言い方でしたが職業
病でしょう。
No.2:あの大御所、徳〇アナが震災現場を見た後なんと「では、現実に戻りましてスタジオ前からです・・・。とおっしゃっいました。----震災現場は現実じゃないのか・・・。
そういう私も友人と笑いなから話しているのに気が付いた。

てるゆき さんのコメント...

まあ、人間 常に反省しないといけないですね。

写真の人は、井ノ原さんですね。

奥さんは、瀬戸 浅香さんですね。

本人もいい人なんでしょうが、奥さんが常識人で、しっかりとした人なんでしょうね。