2024年1月2日火曜日

元旦からえらいこっちゃ

  令和六年元旦、昨年からの暖冬傾向の続きで例年の寒さもなく、また前日の黄砂も吹き払われ空気も澄んだすごしやすい穏やかな朝をむかえた。下は朝日を浴びる眉山


 初詣の様子を見ようと護国神社へまわると、道路から車の渋滞の列、境内も外まであふれる参拝者の行列であった。


 午後から椎の宮神社へまわると、参拝者は次々とやってくるが列を作るほどではない。


 さて、ところで私の初詣は、今年は辰年ということにあやかって、椎の宮神社の近く、眉山山系の中腹にある「白龍神社」ですませた。山中の小社と聞いていたので、参詣道がわからないのではないかと心配したが、眉山山頂をめざして歩いているご夫婦がいて、その方がその神社を知っておられて、ご親切にも教えていただき、また途中までご一緒させていただいた。おかげで無事参拝することができた。

 神社の様子は、ひっそりとというか、ほとんど廃社ではないかと思えるほどに廃れた、そして山奥の雰囲気を醸す神社だった(賽銭箱もなかった)。しかしそれがなにか特別のいわれのある神秘的な神社に見えてくる。

 十二支は今年の「辰」をのぞいて他の十一はすべて実在する動物である。それらは東アジアでは普通にみられる動物である。しかし辰すなわち「龍」のみは想像上の生き物である。猛威を振るう自然現象を擬人化(動物化だが)したのが龍であるといわれている。巻き上がる黒雲を「竜巻」といったり、またおちいる太い水流を龍に見立て、サンズイをつけて「瀧」と言ったりするのでもそれはわかる。辰年は特に荒れる年とは聞いていないが、本来の性質からすれば寅(虎)以上に荒ぶるものであろう。神社で手を合わせながらふとそんなことを思い。わが身、家内安全のみでなく、国家安全・天地長久を祈った。しかしそれから数時間後、その願いは・・・・・




 午後四時過ぎ、初詣をおわって、コーヒーで一服と思ったが、喫茶店はどことも休みが多いので、ハロウズのイートインコーナーで飲んでいると、スマホを見ていた横のおっさんグループがなんとなく騒がしく、北陸の親せきがどうのこうのとの話が聞こえる。そして私の携帯を見ると、大地震があったとメールが届いている。それが能登の大地震の知り初めだった。

 師走の中旬ごろ、最高気温が夏日に迫ろうかという日があったが、あのときある人が、「異常にぬくいなぁ、地震でもくるんとちゃうか」と話していたが、異常は気温だけでなく大地の異常にも現れたようだ。

1 件のコメント:

Teruyuki Arashi さんのコメント...

石川県の人が気の毒ですが僕には何もしてあげることができません。自分の年齢なら生き残っても大変なので、地震で死んでも本望です。