21世紀に入ってずっとデフレと言われてきた。企業にとってはデフレは不況の原因かも知らんが、わずかな年金で糊口をしのいでいるジジイには(今と比べると)いい時代だった。なんせ、ほとんど物価が変わらなかったので、一日の小遣いもどれびゃぁ使うか計画も立てやすく、その中から昼飯として、食堂や喫茶店でランチをよく食べたものである。私が食べるのはワンコインランチといわれるもので、500円玉一つで支払いができた。安い店では数十円のおつりがあったり、500円で食後のコーヒがついていたりもした。まことにランチに関しては古き良き時代であった。
20年以上続いた(私にとっては古き良き時代)物価が上がらない状況は、2020年から始まったコロナ狂騒によって劇的に変化した。以来、まったく!おぶけるびゃぁの物価の値上げに、嘆息をつく暇もないほどで、最近は自虐的に笑いがでてくる、感覚としては20~30パーセントの値上げである。店で食べるランチはもっと上がっている。最低でも750円から千円近くなっている。
そんななか未だに昔の値段で昼食を供しているのが「県庁の食堂」である。ごはん盛り放題、みそ汁と、自由に選べるおかず二皿がついて550円、コロナ前と変わりない。下が昨日(金曜日)食べた県庁食堂のランチ。毎日でも行きたいくらいだが、週に二回ほどにしている。去年の夏までは市役所食堂も500円で据え置きのまま食べられたが、食材供給業者の倒産や、調理員の人手不足のため、閉まってしまい今は利用できない。
0 件のコメント:
コメントを投稿