明日から初夏の黄金週間がはじまる。野外で楽しもうと思っている人は天気が気になるだろう。週間予報をみると後半は雨の日が多い予想である。まぁ私は黄金週間といっても平時と変わることなく過ごすだろうが、大勢の人が出かけるのでむしろ野外は避けようとおもう。
それにしても春から初夏の移り変わりは温暖化の影響からかどんどん早くなっている。昔は4月29日の昭和の日くらいからが藤の見頃を迎えたものだが、今は藤どころかツツジも最盛期を過ぎつつある。
今日汽車の車窓から徳島平野をみるともう田に水を入れ、しろかき、そして田植えが始まっている(県南はもっと早いようだ)、やがて車窓からは広がる田の水面にうつる水天が見られるだろう。
先日は佐古の椎の宮さんのツツジを見に行ったが、やはりツツジの名所でもある佐古の諏訪神社へ午前中ツツジを見に行った。行く途中、佐古小学校の北の方にこのような狸大明神の祠があった。説明板を読むと、ここの狸は役者の真似が好きだったそうである。察するに大昔はこの近くの諏訪神社の境内で「宮地芝居」が行われていたため、地元の狸も影響されて役者の真似をするようになったんじゃないだろうか。徳島の狸はみんな面白く愛すべきキャラが多い。
諏訪神社の前の道で保健所の人だろう、車を止めて移動巡回の「犬の予防接種」を行っていた。よく吠えてなかなかきかん気のある柴犬が数匹いたが、ビビりが多く、リードで逃げられないにもかかわらず必死に逃げようともがく犬、しかし職員は手慣れたものでサッと注射をする。ギャインと大げさに泣いていた。
諏訪神社のツツジももう盛りを過ぎていた。
初夏の空には絹雲がでていた。巻雲ともいうがなるほど、吹き流れた雲の裾が巻いているように見える。またそう思ってみると、天人の裳裾、羽衣と見えないこともない。
1 件のコメント:
綺麗な青空ですね。
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