5月に入った。昨日は天気が良く、日射しはキツイ、木々の新緑が輝くようだ。日中はかなり暑くなったが、風が若干強く、気持ちが良い、こんな風を「薫風」というのだろう。アチラコチラではその薫風に泳いでいる鯉のぼりが見られる。
市内中心部を歩いていると大勢が舗道を一列になって大きな旗や差物をもってゾロゾロ歩いている、一瞬何事かわからなかったが、「あ、今日はメーデーの日」だと気づいた。昔は♪~立て万国の労働者~♪、と歌い、行動にも熱狂が見られたが、何か言っちゃ悪いが今はおざなり感がある。全体的に、中でも若者の労働者としての意識は昔とずいぶん違ってきている。
同時に思い出したのが5月1日は「スズランの日」ということ。四国には残念ながらスズランは自生していないが本州中部以北や北海道には野生のスズランが群れているという。栽培種ならこの徳島でも手に入るが、最近の花の流行からは(花が小粒なのか)逸れているためか花屋の店頭ででも見かけない。
もう終わりつつある「藤」「ツツジ」などの花は野生種とそう変わらない。私はこのような野生に近い花が好きだ。そういえば今、野原や藪の中では野生のバラの「ノイバラ」が小さな白い花を咲かせ、いい香りを漂わせている。もちろん私は栽培種の大輪の薔薇の花よりこちらの花を愛でる。
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