昨日から今日にかけ、妙に暖かく、小雨の天気で、季節体感としては桜の咲く頃のような陽気であった。
こんな時は寒がりの私のようなものには体調はいいと思いがちだが、さにあらず!こうゆう時に、体調が不良になる。
昨夜就寝してから深夜、胃の不快感と鈍痛に目覚めた。間に合わせの胃薬を飲んだ。しかしこのような雨で冬ながら妙に気温の高いときは、もう一つの発作が心配になってきた。尿意を感じたのでトイレに行ったが、やっぱりだ!力むが尿はほとんど出ない。そのうち膀胱はパンパンになり、苦しくなってきた。いくらトイレへ行って出そうとしてもでず、とうとう一滴も出なくなった。
尿閉だ。もう4~5年は起こっていなかったが、ついに起こった。時刻を見ると午前5時過ぎ、外はまだ暗く、雨がボソボソ降っている。このように尿閉になったら、自分ではどうしようも出来ない。いつも行く病院の緊急外来へいってカテーテルで導尿してもらわなければならない。
外は暗く、雨、少し明るくなってと、午前7時頃までなんとかしんぼうして、緊急外来へ電話した。今、コロナですぐ見てくれるかどうか不安だったが、若干の電話やりとりの(カルテを探す間)後、すぐ来てくださいとのこと。
外は雨、私は車を持っていない。こういうときは救急車を呼ぶべきかも知れないが、幸いその総合病院はウチから近い。自転車で5分びゃぁ。尿閉は別に四肢が不自由になったり、頭がフラフラするようなこともないので、雨合羽を羽織り自転車で緊急外来へ行く。
宿直医が間のいいことに泌尿科の若いドクターだったので、いつもは数度試みるカテーテル導尿も一発でできて、苦しみも一発で解消した。導尿すれば、再度起こることはないのでカテーテルも存置せず、それで処置は終わって家に帰った。
少し遅い朝食を摂ったが、下腹部の膀胱がすっきりした代わりに、やはり夜中に胃の鈍痛があった症状がぶり返し、食事するとみぞおち当たりに鈍痛を感じ、尿閉の苦しみで発散されたいた胃部の不快感も鮮明に再び認識されるようになった。以前消化器科で処方された薬を飲む。
全身も、なんかしんどくて、眠い、午前中に買い物に行ったくらいでほとんど家で過ごし、昼からは布団に入って夕方頃まで、横になる、数度うつらうつらしてのべ2時間は浅い眠りが出来たようだ。
夜になって少し元気が出てきた。しかしさんざんな一日だった。瞼の間欠的な小刻みの痙攣は時々起こっている。今日もだ。歳いって多病になるといくつもの苦痛を同時に受けねばならないのだ、ということをしっかりと思い知らされた。
2 件のコメント:
やまさん、大変でしたね。
早目に病院に行けて良かった。尿閉とはこわいですね。
わたしは最近、便秘と下痢で困りました。切れ痔といぼ痔と脱肛がいっぺんに来て、痛くて泣き叫んでおりました。なんとか肛門科の医院へ行って、薬をもらって半月くらいでやっとおさまってきました。紙おむつをして、四つん這いで過ごしていました。まいった。
年寄るといろいろ思ってもみない不具合が次々に出てきて、かなしい。
やまさん、ともにしわしわ行きましょう。
がんばったって、どないなるもんでもありません。
ちなみに、わたしは膀胱がんで、膀胱と前立腺と尿道を全摘しております。
お腹にストーマという排泄口を造設して、ビニールパックをぶら下げております。
数日おきにパックを交換したりとめんどうくさいです。
でも、夜中にトイレに行かなくていいのが、唯一のメリット。あははは。
>>カルロスさんへ
尿閉の苦しみは「悶絶」状態じゃないかなぁとおもいます。導尿出来れば嘘のように解消しますが、これもし、出来なくてそのままだったらホントに悶絶しするんじゃないかと思われました。導尿前の血圧測定で152-107でした。最低血圧の高さ!おそらく脳血管が最後には破裂するんじゃないかと思いました。大昔だったら尿閉が初めて起こった50代後半で死んでたんじゃないかな。
宿直医が泌尿科の若い医師だったので処置の間いろいろ話しました。彼はもう辛抱せずに手術を勧めましたが、悶絶が解消すると手術の決断は遠のきます。処置中医師に、もし手術で入院した時、膀胱にカテーテルを存置しビニールを吊ったら、外出も出来ないんじゃないかと聞いたら、いや、みなさん、マイバックなんかでうまく隠して外出も出来ますよといってました。そうなんですね。
いまのとこ前立腺肥大ですけど、前立腺に癌が発生して(親父は前立腺に癌があった)全摘したら、尿カテーテル、そして食道癌は喉から漏斗で流動食を流すので味がない人生、大腸癌は人工肛門と、いう話はこの歳になれば友人知人の身近な話ばかりでなく自分の身に迫ってきますね。ホントにそうなればどうしようかと真剣に考えます。
なんとか平穏に生きたいのですが。
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