今日は一日冷たい雨である。低く厚い雲が垂れこめているため、暗くなるのもずいぶん早い。気温の低さといい暗くなる速さといいもう晩秋の風情である。
赤い曼殊沙華が線路沿いに見えなくなったなと思う間もなく線路わきに黄色い先端のある丈の高い草が目立ち始めた。セイタカアワダチソウである。今年は彼岸花の花期が遅れたためつい一週間ほど前までは確かに線路わき、畔などに彼岸花の赤い花があった。ところが早くも黄色のアワダチソウである。そのためかずいぶん季節の推移が早い感じを受ける。
しかし季節の推移の速さを感じるのは私のような半ボケ老人だけかもしれない。一緒に汽車に乗っている高校生は今週、中間テストだった。寸暇を惜しんで勉強する彼らの一時間が、ワイのような老人がボケェ~と過ごす一時間と同じであるはずがない。他にも何やかやで密度の濃い充実した生活を送っている彼らはきっと時の推移はもっと遅く感じるのだろう。遥か彼方、薄れつつある記憶を探ると、そういえばオイラも高校の時はたしかに一週間は長かった。
年齢と月日が過去に流れていく速さ(自分が感じる)が比例するのは何か心理的な法則があるのだろう。もう十年も前からブログでさんざん同じことを言ってきた。これだけ年齢とともに時の流れが速くなるのを思い知らされれば頭の悪いオイラでもこれはもう自然の法則なのだろうと思う。
車窓から見たセイタカアワダチソウ
3 件のコメント:
昨日は本当に寒かったですね。 お怪我は治りましたか? ご自愛ください。
昨日は本当に寒かったですね。お怪我は治りましたか?ご自愛ください
よんべはさむぅて、足もつついて、そのせいか眠れず、こまった。老衰に加え怪我が治らんからしゃぁないか。
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