これだけ雨の日が続くとうんざりしてくる。雨の日は決して嫌いではない。暴風雨などは論外だが、雨雲が厚く昼でも暗いような雨の日は、かそけき雨音以外は外の世界全体が静かになり、雰囲気がしっとりかつしめやかになるのは好きだ。室内で読書をしたり、あるいは大昔の名作の映画をみるのもいい。歳ぃいって心身の活発さが奪われつつある身には「瞑想」や「古代インドの正当な瑜伽(ヨーガ)」などをやって室内で時が止まったように固まっているのもいいかもしれない。(※古代インドの仏教徒は活動の制約される雨季には「雨安吾」と称して、屋内で瞑想したり、仏教について深く考えたようだ)
しかしこの雨の日、あまりにも長く続きすぎる。さすがに雨好きの私でも、もうおこらぇなして!と言いたくなる。晴れ間もなく雨が続くため、室内のものまでべとべとしてきて不快である。他県や中国では大雨が続くため水害が起こっていると聞く、ウチの家の前の川の水際もだんだん上昇してきているが幸いに道路冠水まではまだまだ余裕がある。
家の近くの水際公園には人口の河原があり7~8mの幅の砂利敷が水際まで続いているが川の増水ですっかり水没してしまっている。
若干盛りは過ぎたようだがまだアジサイは雨にぬれて公園のそこここに花を見せている。アジサイは晴れの日より、雨の日のぬれた花のほうが目をひいて美しく見える。アジサイ(hydrangea)の英語名の接頭詞にhydr-(ギリシァ語で水の接頭詞)がついてるだけのことはあるなと思う。高地にある大川原高原(佐那河内)では今、アジサイの群落が真っ盛りとニュースで報じていた。
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