2020年6月1日月曜日

狂い咲き

 鮎喰駅は土手の上にある。ホームで下車すると10mの高さの土手を降りることになる。その降りる途中、ふと右を見ると「セイタカアワダチソウ」の黄色い花が咲いているではないか。え?セイタカアワダチソウって秋から晩秋にかけてじゃないか。昨日梅雨に入ったばかりというのにこれは狂い咲きか?

 セイタカアワダチソウの花期を図鑑で調べると10~11月になっている。図鑑で調べるまでもなくワイのブログを検索すると10月21日にセイタカアワダチソウの黄色い花の写真を撮りブログにアップしている。時期は図鑑の花期どおりである。するとやはり「狂い咲き」だろうか。

 なおも図鑑を調べた。桜なんどはよく狂い咲きをするからセイタカアワダチソウも狂い咲きが多いのかと。そうすると意外なことがわかった。ワイのみた上記写真はセイタカアワダチソウではない可能性が高いことが。じゃあ何だというと、これはセイタカアワダチソウの近縁種である「オオアワダチソウ」ではないかということである。見間違えるのももっともで泡立つような黄色の花はどちらも同じでよく似ている。ただセイタカアワダチという名前から類推できるようにセイタカの方の丈が平均1mびゃぁ高い。

 このオオアワダチソウの花期は7~9月でセイタカアワダチソウが咲くころには花期は終わっている。このオオアワダチソウが7月から咲くとしたら今日6月1日に見たのはちょっと早い気もするが温暖化が進むこの頃、そして暖国・四国であるから咲き始めてもおかしくはない。つまり、狂い咲きではなく、ちょっとばかり早咲きのオオアワダチソウであったのだ。それにしても素人目にゃ区別つかんわ、図鑑にある両者の写真を見てもどこがどう違うかよくわからない。自然の家にいたマナベシェンシェにでも教っせてもらわにゃ識別できんわ。

 この鮎喰土手の草葎の花は外来種が多い。このオオアワダチソウもそうだが他にもヒメジョオン(キク科で白い小さな花を今の時期につけている)、マツヨイ草などがある。圧倒的な外来種の花の中にあって日本固有種である昼顔がうすピンクの花を咲かせ頑張っていた。

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