2013年11月29日金曜日
寒さを見る
「惨め」という言葉の最も直接的な感覚的は、空腹と寒さだろうか。
奈良時代の庶民の惨めさを当時の下級貴族であった山上憶良が歌ったのが
『貧窮問答歌』である。
このように寒さに直接身をおくのはつらいが、常春の部屋にいてガラス越し、あるいはテレビでもいいわ、寒い風景を鑑賞するのは悪いことではない。
暖かい室内にいてあったかいココアでも飲みながら窓の外の雪の景色を見るのもいい。また露天風呂につかり、浮いた桶に日本酒と猪口を置いての雪見はなおいい。
私としてはそんな北国の旅を伴う楽しみはできないが、ささやかな、「寒さのこっち側の楽しみ」はできる。
昨夜は、ホットカーペットにごろんと横になりながら、サバイバルパニック映画を見た。極寒の雪の森で道に迷い、サバイバルするものである。安易な作りのB級映画だったが結構面白かった。
暖かい場所にいると安心して極寒が楽しめる。
寒さを向こうに見るささやかな楽しみはもう一つ、
がらんとして乗客のいない昼過ぎの列車に乗って、ホットコーヒでも飲みながら初冬の車窓を眺めること。もちろん列車の中は春、春、春、陽気で歌も出てくる。
2013年11月28日木曜日
寒い一日
今朝、寒さにとうとう我慢できずにタイツ(爺やんバッチ)を穿いた。朝の天気予報ではいよいよ『ところによっては雨か雪』といっている。ここ四国でも雪の季節到来だ。
昼が来ても気温が上がらず、曇りがちで風が冷たい。11月下旬とはいえ、まるで真冬のようだ。今年の冬は例年より寒い冬になるとのことである。夏があれだけ暑かったのにその余熱で冬も暖かくならんのかしら、というのは素人の考えだそうで、猛暑を持たらし台風を多く発生させた日本のずっと南の海の海水温の高い状態は、冬までつづき、高温が気象のメカニズムによって逆に寒い冬をもたらすというのだから、自然は妙である。
夜ご飯は、去年からお気に入りとなった『トマト鍋』を作る。
寒い日の情景
昼が来ても気温が上がらず、曇りがちで風が冷たい。11月下旬とはいえ、まるで真冬のようだ。今年の冬は例年より寒い冬になるとのことである。夏があれだけ暑かったのにその余熱で冬も暖かくならんのかしら、というのは素人の考えだそうで、猛暑を持たらし台風を多く発生させた日本のずっと南の海の海水温の高い状態は、冬までつづき、高温が気象のメカニズムによって逆に寒い冬をもたらすというのだから、自然は妙である。
夜ご飯は、去年からお気に入りとなった『トマト鍋』を作る。
寒い日の情景
2013年11月26日火曜日
2013年11月25日月曜日
嵐と古い写真
昼前から徳島市内は初冬の嵐、図書館で読書をしていたが、テラスに出てみた。しぶきの混じった風が吹きすさみ、だ~~れもいない。
昼からショッピングモールへ出かけた。古い時代の写真展をやっていた。
子どもの頃の楽しい思い出を彷彿とさせる写真があったので携帯で撮った。
昭和30年、ワイは生まれていたがしんちゃんやようちゃんは生まれていなかった。お父さんはたぶん生まれてるだろう。
今から58年も昔。場所はキャプションに説明はなかったが、見てすぐわかった。
●どこの神社前かわかりますか?
●いったい何をしているんでしょう?今はないが、この時代はあった。さて?
2013年11月24日日曜日
紅葉も見頃だが近くで我慢した
桜の満開の鑑賞と同じように、紅葉・黄葉の見ごろは短い、11月中下旬ごろといってもその年によって微妙に前後する。まだ紅葉(黄葉)の最盛期じゃないな、と言ってついうかうかしてしまうと最盛期もすぎ、あっという間に落葉してしまって、見に行ったときはすでに冬木立になっていたりする。
これは大げさなことではない。桜満開より、紅葉の最盛期の方が長いような気がするが、例えば全木それこそ輝く様な黄金色に黄葉する銀杏なんかは、見事な黄葉からある朝、一斉に葉を落とす。
南北に長く、標高差もある日本列島では地域によっても違う。見事なのは中四国では標高の高い山、平地では東北以北であろう。植生が落葉広葉樹地帯になるからだ。われらの地域の平地は残念ながら常緑広葉樹地帯なので、疎らな黄葉しか見られない。
うちら辺でも高越山系、剣山の麓、など深山に行けば全山見事な紅葉・黄葉も見られる。
しかし体力も衰え、棺桶に足を突っ込んでいる状態のやまさんにとって深山の登山など無理。でも秋晴れの素晴らしい天気の今日、恐らく紅葉見物にとっては最後の機会だろう。事実、天気予報では今夜から大荒れとか・・・
そこで我が町の里山にささやかな紅葉を求めて散策してきました。
「はたして、紅葉は見られたのでしょうか、動画をご覧ください」
2013年11月23日土曜日
イルミネーションツリーの下でパホーマンス
今日は勤労感謝の日で休日だが、土曜日と重なっている。こういう場合、月曜が代休になるのかと思っていたが、そうじゃないようだ。勤労者の為に月曜も代休にすればいいのにと思うが、一方、休みが増えすぎてよくないという意見もある。先進国の中では日本はダントツに労働時間が長いから、こういう場合も月曜代休にしたらいいんじゃないかな。
前のブログのイルミネーションツリーの下で今夜はパホーマンスをやっていた。
2013年11月21日木曜日
2013年11月17日日曜日
2013年11月15日金曜日
現実にはそうそうスパイアクションなんか見られない
数日前から昨日にかけて注目したニュースは「ドイツ人容疑者警察署から逃亡事件」だ。
最近、DVDでスパイやアクションものばかり見ているせいか、この事件もそういう色眼鏡をかけてみてしまった。
そもそもの事件はこの男が宿泊したホテル従業員に対する暴行容疑だ。それだけだとただの粗暴な外人の事件で全国ニュースになるはずはないが、すきを見て逮捕された警察署から逃走、その結果全国に指名手配され、写真も公開された。
その写真を見て、あの有名な男の顔を思い出してしまった。
おや!二人とも首の同じ位置にほくろかシミがあるぞ、偶然か |
なにかのスパイ活動をしていてへまをし、警察に逮捕され、慌てて逃走したんじゃないか。
その後、大掛かりな捜査網がはられたが、一晩たっても見つからない。へまをしたとはいえさすがスパイ、そうそう簡単には捕まるまい、と思っていたら、二日目の夕方、
「腹減った~~、さむぅ~~~い」
と交番に出頭してきた。
どうやらスパイじゃなさそうだ。現実にはそうそうスパイアクションなんか見られない、ということか。
2013年11月14日木曜日
天に軌道のある如く・・・・・・・
『天に軌道があるごとく、人それぞれに運命というものを持っております・・・・・』
こういう口上ではじまるのは路上の占い師。今に始まったものでなく、大昔から合理的説明は抜きにして天文現象は人の運命に結び付けられています。
天文学は人の運命を知る占星術から発達したものである。英語で次の二つ、どちらが天文学でどちらが占星術でしょう。
●astrology
●astronomy
astro-は「星」という意味があります。この二つ、どちらがどちらでもいいのです。それくらい似ている言葉なのです。-logy も -nomy もどちらも『・・学』という言葉ですからね。(生物学biology,
経済学economy,をみてもわかりますね)
今は天文学と占星術(占星学)は正科学と似非科学ですが昔は未分化だったのです。今でも英語なんか見ると言葉の上では上記のように昔の未分化の名残が残っていますね。
さて、夜、天空を観察すれば昨日のブログのように星々が見えます。
では昼に天空を観察すれば何が見えるでしょう。晴れていれば青空やそこここに浮かぶ雲、曇っていれば一面の雲。
この雲が浮かび、流れて行き来する空間は星々のある天球と地上の間にあります。この空間に大気があり、雲があるのですが、ときどき星の世界から訪問者がやってきます。
その訪問者とは流星です。だいたい途中で燃え尽きてしまいますが、たまには燃え尽きず地上に落ちてくる星もあります。隕石となります。
星の世界と地上の間にあるこの空間、(雲が浮かび、大気があり、ときどき流星が飛び込む、)の現象を知る(予知する)のが『気象学』だ。占星術は夜の観察だが、これは昼間においての天空の観察である。雲の形、朝やけ、夕焼け、その他の現象を見ながら主に天気を占った。
日本語では『気象学』だが英語では、先ほど述べた「流星」のmeteorと「学」のlogyを組み合わせてmeteorology, 流星が落ちてくる空間を研究する学問だからこのように名づけられたのであろうが、直訳すると気象学が英語では流星学となるのはちょっと違和感がある。
昔は天文も気象も空を見て占った。
では今朝、9時過ぎの空を見てやまさん流に占ってみよう。
まず、西空、これは絹雲、雲の中では最も高度の高い位置にできる。一万数千メートル上空だ。天気変化の前兆であるが、これだけでは何とも言えない。
東を見ると、かなり前に過ぎ去った飛行機が残した「飛行機雲」がある。崩れ去らずに残っている。こういう時は、経験上、天気が悪くなる前触れだ。
結局、夜遅くなって雨、うん、占いは当たったぞ。
2013年11月13日水曜日
明星
今日の午後5時40分、外はもう暗い。
庭に出て夜空を見る。西の方にはまだ暗い水色が残っている。
ひときわ明るい星が輝いている。
宵の明星、金星だ。
東空には旧暦11日の月が上がっている。
動画で撮影したら何とか撮れたのでアップします。
庭に出て夜空を見る。西の方にはまだ暗い水色が残っている。
ひときわ明るい星が輝いている。
宵の明星、金星だ。
東空には旧暦11日の月が上がっている。
動画で撮影したら何とか撮れたのでアップします。
山寺晩鐘
私の町の山際にあるお寺に夕方行ってきた。
今日は肌寒い日であるが、夕方になると増々冷えてきた。
晩秋の風物を写真に撮るつもりで行ったので、お参りが目的ではなかったが、本堂を見るとこのお寺の御本尊は薬師如来様だ。右の柱に書いてある。
お薬師様は無病息災を主に祈願する仏様である。
手を合わせる。
燃えるような紅葉をさがして寺の裏を歩いたが、紅葉はまだ緑で、このように杉の林が続いていて暗い。寒さが募ってきたので写真に撮るのはあきらめ、引き返す。
もう一度寺の境内を通っていると、参拝したお遍路さんが鳴らす鐘だろうかだろうか、鐘の音が聞こえてきた。
2013年11月12日火曜日
厄介で思わぬ出費だ
ついいまさっき、キャラメルを食べていたら、金属をかぶせてある上の歯の小臼歯がポロリ、ポッカリ空いた。(根は残っているようだ)
「ああ、またしばらく、歯医者に通わにゃならん。」
目の手術で出費したばかりなのに、まただ。
思わぬ出費はいつ起こってくるかわからない。
ホントに嫌になる。
さっそく予約だ。明日午前に予約はとれたが、新しい歯になるまでの手間と金の高を考えるともううんざりだ。
冬を乗り切る生き物たち
今日なんかは冬である。朝の寒いこと。そして昼くらいから雲が出て日も射さない。
寒さがこたえる。
今日のお題は「冬を乗り切る生き物たち」だがこの生き物の中には人間、もちろんワイも入っている。
万物の霊長たる人でこれだけ進化した世に生きて、なにが冬を乗り切るだ!おおげさな、と思われるかもしれませんが、ちょっと心配している人たちがいます。
今日から某図書館は秋の曝書で10日間の休みに入りました。この図書館、某デパートのあるフロアに2年前に新しくできました。
雑誌コーナーは飲み物自由、開館時間は午前九時から何と午後九時まで、清潔で快適なソファーや椅子、温水がいつも出る洗面所(冷たい飲料水飲み場も別に作られている)、そしてトイレはウォシュレット洗浄便座が設けられています。
「これって、まるでホテルの一階フロアとおんなじだ」
こんな快適な図書館だからか、できた二年前から、ホ○○○スな人たちが四六時中(つまり午前9~午後9時)たむろしています。ロッカールームには畳の大きさくらいある彼らのキャスター付き荷物が置いてあります。
みんなわきまえた人たちばかりで、おとなしく新聞雑誌や本を読んだりして、迷惑をかけずに長時間過ごしています。
しかし、冬になった今日、この図書館は長期の休みに入りました。夜なんかはグッと気温が下がります。夜九時まで快適に過ごせたのに、どうするんだろ。
前に市役所に勤めている友達がいるので、彼に言いました。「冬寒いとき、彼らの為に何とか収容施設なんかはできないのか、命にかかわるぞ。」しかし友達曰く、そういう施設はちゃんとあるそうですが、彼らは利用しないとのことでした。
いま午後3時半、気温はぐんぐん下がっている。みんな、どうしているんだろ。季節の中でもとりわけ冬は厳しい。乗り切るのは大変だ。家はなくとも何か工夫はあるのかなぁ?
などと考えつつ、蔵本駅に来ると、
「おお、ここにも冬を乗り切る生き物がいた」
ノラ猫たちである。
短毛種の多い日本の猫にあってこいつは長毛種、こいつ数年前から知っているが、夏は毛が長いので弱り切って今にも死にそうにやつれていたが、寒さには強いのか、毛並みふさふさ、元気よく日向ぼっこをしている。
短毛種はいかにも寒そう、体を丸めてじっと動かない、陽だまりのできる石垣の前にいるが無情にも日が陰っている。
このノラの中に雄猫の憎々しいのがいる。人にはなつかず、体の大きいことをいいことにここらあたりのボスである。子犬くらいの大きさがある。
でもやはり寒さには勝てないのか陽だまりの石垣前で毛を逆立て日向ぼっこをしている。
正面から撮ろうとすると「うぅぅぅ~~」とか言って威嚇してくる。たちの良くない猫だ。
哺乳動物は寒さに対処するため寒冷地では暖かいところにいる近縁種に比べ体が大きくなるそうだ。例えばクマ類で一番大きいのは北極クマだ。狐もオオカミ類もそうである。
これは二乗三乗の法則、またはベルクマンの法則ともいう。
極めて簡単に言うと、寒さに対処するためには放熱量を抑えることが必要である。そうすると体の表面積は小さいほうが有利である。一方、体の熱生産量は体重の重いほうが大きい。前者は体長の二乗に比例し、後者は体調の三乗に比例する。ということは、体を大きくする方が有利というわけだ。
同じ個体種なら、できるだけ体を丸め、表面積を小さくする方が寒さに対処できる。上図の猫もみんな丸まっている。
そういえば今朝のワイも・・・・・・・・
2013年11月11日月曜日
秋色徳島城公園
昼すぎるころから北風が吹いてきてグッと気温が下がり、空も時雨もよいになり、初冬の気配になった。
しかし午前中はまだ陽射しもあり、あったかかった。晩秋の徳島城公園を歩いた。
桜葉は色づき、半分以上葉を落としている。銀杏の葉が緑から黄色に色づき始めた。黄金色の銀杏になるのはまだ2~3週間ほど先だろう。
遊歩道の縁石にも落葉が。
赤や黄色の落葉だ。上を見上げると、うん、確かに赤や黄色に色づいている。
広場の芝生の上では毎年の晩秋恒例の野外彫刻展をやっていた。
これ、『風人・笑人』という題だが、こう見ると獄門台の生首みたい。
これは洒落が効いている。題は『熱チュー症』 なるほど。
私が気に入った作品はこれ『十二神将』(仏の守護神である) 動画でどうぞ。
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