犬だって老病死苦はある。人間に飼われている犬は、病気になったら治療してくれるし、かなりの老犬になっても家族の一員として最後まで面倒を見てくれる。幸福なようだがその分、老病死苦が長い期間、不自然に降りかかってきている。野生動物だと動けなくなったり、病気で餌をとれなくなればそのまま死んでしまう。悟りを啓けるほど老病死苦は長くない。
散歩していると、小さな犬がいてそばで飼い主が見守っている。子犬かと思ったがそうじゃないようだ。聞くと人間だと80歳になんなんとする老犬である。ほとんど歩けないが、人の介助で外での散歩である。文字通り三歩くらいしか歩けない。
いつもプルプル震え、おしっこはちびり放題、目も白内障でほとんど見えないそうだ。数歩歩くとずっこけてへたり込んで動かない。
「大事にしてくれて幸せな犬ですねぇ」
とおべんちゃらをいい、写真を撮らせてもらった。
川島駅の子猫と違って天寿を全うしそうだ。
2 件のコメント:
現代の老人介護と同じですね。延命装置までは着けていないにしても、ベッドの上で植物のようになっても生かし続けられるのに比べれば、健全な最期のような気もしますが・・・。(?_?) 本人が幸せかどうかは察する手立てがないので何とも言い難いですねヽ(^。^)ノ
愛玩犬は年老いてもどこか可愛さが残っていますね、なんか健気さとか哀れさを感じてしまいます。ヒトはリアルすぎてどうも・・・(^_^;)
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