ええ~い、皆の者、頭が高~~~~い!
我こそは青森県、大間のマグロなるぞ!
な~んだただのマグロか。
いえいえただのマグロじゃありません。
今日の東京築地の初セリでななな・・・なんと!一億五千数百万値がついたマグロなのです。
言っときますけど一匹(222kg)ですよ。
このマグロ、全身金でできてるんじゃないでしょうかね。
マグロとはいえたかが魚、これが一億五千数百万とはわれら庶民感覚からはずれてますね。
まあ、ずれようかなにしようが、ワイらの口に入るものでなし、ど~でもいいかもしれません。
少しでも安い食材を求めて苦労する者もあれば、こんな魚を口にする人もいるんですね。
不況といいながらこんな売買もあるんですね。
江戸初期の俳句に
鐘ひとつ 売れぬ日もなし 江戸の春
というのがあります。鐘のようなめったに売れない高価な商品でも江戸では商売が成り立つんだから、平成の東京の築地で一億五千数百万のマグロが売れるのも、江戸の春なんですね。
江戸っ子というのは貧乏人でも見栄を張って初物をありがたがってたとえ高価でも買う傾向があります。江戸時代初カツオなんかは、女房を質においても食うのが江戸っ子といわれてましたから、もしかしたら現代もこの高価なマグロ、庶民が無理して買って食べるかもしれませんね。
でも見えや体裁で買う亭主を見る嫁の目はきついですよ。江戸時代の狂歌にこんな句があります。
寒いとき お前カツオが 着られるか
金もないのに着物を質に入れてまで、初物を食おうとする亭主に向かって嫁が詠んだ句でしょうか。
無理して初物祝儀物を食べることもないですね。
2 件のコメント:
これはちょっとやりすぎですよね。
一貫4~5万円になるみたいですから、大トロなら売値の100倍の原価ですね。
多分、宣伝効果を見てのことでしょうが、もしかしたら裏リベートで返金されてたりして・・・ってなことはないでしょうが、税金対策を狙った広告宣伝費扱いになるのかな?異常な利益供与は贈与に値しますが新年の初競りとなるとどうなんでしょう。とにかく確実に儲かったのは漁師さんと思いますが、多分その人すぐに大盤振る舞いして使い果たしてしまうでしょうね。(^-^)
計算すればそうなるんでしょうか。でもネットで見たらこのマグロ客の前で解体作業を披露し、早速寿司に握ったそうですがこのお値段が意外なことに
赤身が1貫128円、中トロ298円、大トロ398円で提供
ややや・・安~~い、これくらいだとワイらも食べれそう。赤字覚悟の宣伝かなぁ
でもワイは舌もびんぼ~性になっていてトロよりしめサバやサーモンが好きです。
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