温い日が続いていたがようやく晩秋らしくなってきた。今日は寒い風が吹き、木枯しかとも思われた(実際は気象台が認定するので確かなことは言えないが)、そして夕方は時雨になった。
この時期、ひときわ紅葉が美しいのがタイワンフウと呼ばれる落葉喬木である。今日、昼頃小松島をフラフラ歩いていたが、そのタイワンフウの紅葉に目を奪われた。
名前からすると台湾原産と思われる。しかし私の認識では温帯北部や暖帯でも標高の高い山が紅葉が素晴らしいところである。当然、紅葉する樹種も多い。しかし台湾は(確かに高地もあるが)全島亜熱帯に属し、秋にこんな美しく紅葉する木が亜熱帯原産とは驚きである。
タイワンフウのタイワンは当然台湾の地名だが、フウはなんじゃろ、これ漢字で書くとよくわかる、「台湾楓」とかいてタイワンフウ、なるほど木へんに風じゃわな、これ一字でカエデとも読む。だからカエデの仲間かなとおもったが、調べるとカエデの仲間ではなくフウ科フウ属に分類される、なにやら警視庁の風俗取り締まり課にありそうな名前じゃ。
葉っぱはカエデの葉をうんと大きくした形でそんなところから「楓」(カエデ・フウ)と名付けたのかもしれない。
その紅葉の木を見た後、港の方へ行った。港では海上保安庁の職員が船の周りで訓練をしていた。遠くの白い灯台のあたりに不完全な虹がかかっている。時雨の雲で虹ができているようだ。
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